・ビジネス著作権検定を受検しました

 

 

 受験した資格

第43回 ビジネス著作権検定 初級、上級

 

 日時

2018年 6月 3日(日)

初級 10:50~11:50(60分)

上級 13:50~15:20(90分)

 

 場所

八洲学園大学

神奈川県横浜市西区桜木町7丁目42番地

横浜駅(東口)から徒歩10分

 

 ビジネス著作権検定とは

・「著作権」は、誰もが権利者・侵害者になりうる権利

写真家の作品を不正に使用した」「海賊版ソフトを販売した」など、著作権に関するニュースが連日のようにメディアを賑わせています。

 

著作権法は、知的財産権の他の法律(産業財産権)とは異なり、登録や申請がなくとも、誰でも権利者になることが出来ます。

 

つまり、知らず知らずに他人の権利を侵害してしまうだけでなく、自分の大切な権利が侵害されることもあるのです。

 

企業においては、故意ではなくとも、著作権侵害を起こすことによって、社会的な信頼が失墜し企業の存続すら危ぶまれます。

 

また、自社の大切な知的資産を勝手に流用され、本来得られるべき利益を失うことにもなりかねないのです。

 

・「著作権」の知識と活用能力が問われる時代

今までは、不正なコピーをしないなどの「守らなければならない」との意識が強かった著作権も、現代では著作物を積極的に活用し、新たなコンテンツを創出するために欠かせない知識として注目されています。

 

適切な権利処理を行い、著作物を活用することこそ、新たなビジネスチャンスを生み出す重要なきっかけとなるのです。

 

かつて一部業界の作家や芸術家など非常に限定された職種のみが必要としていた知識であった著作権は、デジタル化・ネットワーク化の急速な進展により誰でも容易にコンテンツを創作・発信できるようになった現代社会において、もはや特別な専門知識ではなく「知らないでは済まされない」必要不可欠な一般常識と言えます。

 

・ビジネス著作権検定取得の効果

著作権に関する知識・活用能力を客観的に証明

著作権を理解し、ビジネスに活用するための能力を保有していることを対外的にアピールすることができます。

 

就職・転職時の強力な武器となる資格

著作権を理解する人材は、企業にとって大きな力となります。特に、コンテンツビジネスに関連した企業には大きなアピールポイントとなるでしょう。

 

ビジネスシーンでの信頼度の向上

他社のコンテンツに関する商談を行う際に、著作権を理解していると、商談相手が抱く信頼度・安心感が格段に違います。ビジネスを進める上での大きなメリットとなります。

 

情報モラルや社内コンプライアンスとしても活用

これから社会に出る学生や、新入社員に対する情報モラルの教育として、またコンテンツホルダーやコンテンツを利用する企業では、著作権に関する意識の向上とともに、社内コンプライアンスの一環として活用できます。

 

知的財産権のエキスパートへのステップとして

国家試験である「弁理士試験」「知的財産管理技能検定」の対策として活用できます。「知的財産管理技能検定」においては、受験資格として認定されています。

 

著作権の知識を活かしたプロフェッショナルへ

行政書士や中小企業診断士の業務において、著作権の知識が注目を集めています。著作権を理解することにより、業務の幅が格段に拡がります。

・主な受験対象者

企業・教育機関をはじめとしたあらゆる団体において法律に携わる方はもちろんのこと全てのコンテンツ創作者とコンテンツ利用者に不可欠な知識です。

法科系大学・短大・専門学校の在学生

コンテンツ制作系大学・短大・専門学校の在学生

法科大学院・技術経営(MOT)スクールの在学生

コンテンツホルダー及びコンテンツ利用企業・団体に在籍の方

一般企業の総務・法務・知的財産担当の方

その他著作権関連団体、行政機関の職員

 

主催・認定

サーティファイ著作権検定委員会

Certify Copyright Examination Committee

 

試験名

ビジネス著作権検定

The Examination of Copyright Proficiency for Practical Business

 

級区分

初級 (Primary Level

上級 (Advanced Level

 

試験目的

ビジネス実務、日常生活においてますます必要とされる著作権に関する知識および関連する知識について、その基礎的な理解、具体的な裁判例・ビジネス実務における慣例を基準とする事例判断での応用力をそれぞれ測定する。

 

認定基準

初級

著作物とは何か、著作権とはどのような権利かを知っている。利用者として、他人の著作権を侵害せず正しく著作物を利用できる。

 

上級

著作権に関する知識を活用し、著作権利用に関する問題点を発見し、解決できる。契約、司法制度、条約に関する知識を活用し、専門家の助力を得ながら著作権に関する実務を展開することができる。

 

受験資格

学歴、年齢等に制限はありません。

 

出題形式・試験時間・問題数

 初級 6030

ビジネス実務、日常生活において必要とされる、(1)著作権に関する基礎的な知識、(2)著作権法および関連する法令に関する基礎的知識、(3)インターネットに関連する著作権および情報モラルについての基礎的知識について多肢選択式問題として出題。

 

 上級 9040

ビジネス実務、日常生活において必要とされる、

1)著作権に関する基礎的な知識、

2)著作権法および関連する法令に関する基礎的知識、

3)インターネットに関連する著作権および情報モラルについての基礎的知識、および応用力について多肢選択式問題として出題。なお、この応用力については、事例での問題点発見と解決能力について問う内容となる。

試験実施年度1月1日時点に施行されている法令に基づき出題致します。

 

合格基準

得点率が、初級は65%以上であること。上級は70%以上であること。

 

公式ホームページより引用

 

 参考書

・ビジネス著作権検定 公式テキスト 初級・上級

・Web掲載問題 初級・上級

・第29回問題 初級・上級(HPよりダウンロード)

・第31回問題 初級・上級(HPよりダウンロード)

・第32回問題 初級・上級(公式テキスト掲載)

 

 受験して

本試験日 天候:晴れ 湿度が低く過ごしやすい

 

9時少し前に家を出た。途中吉野家でハムエッグ定食を頂く。武蔵小杉から休日券を利用して横浜駅まで移動。横浜駅の東口に通じる地下通路を通って郵便局前に出る。

 

初めて通路を通った時と景色は変わっていない。※展示物の更新は無い模様

 

会場である八洲学園大学には10時10分頃に到着。大学入り口には「ビジネス著作権検定公開試験会場の幟が張り出されていた。

 

今回の試験会場は5Fの講義室5である。入室すると試験監督員が独り居て、受験生はまだのようだった。つまりは当方が一番乗り。受験番号も「0000001」だ。午前中に行われる初級試験の受験者は当方の会場では30名弱だったようだ。

 

会場に一番乗りはしたものの、今更感もあり、参考書は開かずに臨むことにした。

試験は10時50分と中途半端な時間から開始。

 

受験票には10時30分集合と記載されており、実際に試験の説明等が始まったのは10時35分から。大体48分ごろまで説明があり、50分から開始。

 

肝心の試験ですが、ちょっと悩んだ問題2問あり。ひとつは「著作者人格権の侵害に関する問題」と「著作権法上の複製に関する問題」だ。

 

著作権法上の各種権利について正しい理解がないと答えられない問題と感じた。

 

何時もは試験が終わるとさっさと途中退出するのであるが、今回は初物であることと、午後からも上級を受験するため、時間いっぱい掛けて試験に臨んだ。

 

合格基準が60%以上の正答率であるため、今回に限っては問題なく合格しているものと思われる。

 

初級の試験が終わってから何処へいく宛てもなく、まずは弁当を試験室で食べる。次の試験まで時間があるので、近くのコンビニでMeijiR-1ヨーグルトを2本購入。

 

土曜日にヨーグルトを飲まなかったこともあり、お腹の調子が悪い。コンビニの帰りに2代目横浜駅舎の基礎の遺構を見学。大正時代に思いを馳せる。線路は3回ほど付け変えられている事実を知る。

 

試験室に戻って午前中あやふやだった著作者隣接権の部分を再確認するもボリュームが多すぎで全て確認できず。

 

上級の受験では、午前の受験者数よちも格段に人数多く、50名ほどが受験下模様。中には車椅子で受験された方も居た。初級を受けず、はじめから上級狙いのかたたちなのであろう。

 

試験ですが、悩んだ問題が3問あり。「職務著作に関する問題」と「公衆送信権に関する問題」と「著作権の制限に関する問題」だ。

 

どの問題も微妙に条件が違い、正答を選ぶことが出来ない。

 

上級の問題も最後まで粘って退出した。退出後は、根岸線と旧東横線のガード下の構造物を見学したり、昭和4年の橋柱を見学したり、それなりに横浜の海岸通りを楽しく散策した。

 

かつ、横浜西口にキリンCityに立ち寄って答え合わせもぜずに、ビールを頂き帰路に。ちなみにあのメニューが復刻していた、山葵と鴨だ。次に横浜に出る機会があったら食べることにする。

 

 まとめ

過去に、知的財産管理技能士を3級から2級と取得したが、それ以来に知的財産関連資格への挑戦だった。

 

感覚的には、著作権に限定されていることから、2級の知財検定よりも難しく感じた。事例が細かいことが要因と感じる。

 

久々の知財関連の挑戦ではあったが、個人的には楽しく知財を学ぶことが出来たことと、弁理士に再び興味をわかせてくれたことより、合格していてくれることを祈るばかりだ。

 

今回の試験は簡単に答え合わせが出来ない類であるため、試験の実施団体が解答と解説を公開してくれるまで今回の正答率は評価できない。故に、待つしかない。

 

6月6日に恐る恐る答案をチェックするしかない。上級が合格できなかった場合は再挑戦することになる。

 

 備え

期間:

3月11日(日)-3月30日(金)第1期

5月28日(月)-6月 2日(土)第2期

時間:

公式テキスト    11時間55分 目標:10時間 実績

同上復習       2時間35分

過去問題 第29回  2時間00分

過去問題 第31回  2時間15分

過去問題 第32回  1時間50分

サンプル問題     3時間00分

本試験・初級     1時間00分

本試験・上級     1時間30分

計         26時間05分

 

 結果

6月 6日(水)

試験の実施団体から正答と解説が公開された。確認結果は次の通り。

 初級 21/30問= 70.0%の出来 >65% →合格

 上級 25/40問= 62.5%の出来 <70% →不合格

その様なわけで、11月11日の上級試験を申し込みました。

 

6月15日(金)

サーティファイ認定試験事務局からメールあり。

予定通り初級は合格していましたが、上級は残念ながら合格できませんでした。

 

6月21日(木)

上級の通知が最初に届きました。もちろん不合格でしたが、あと数問で届きましたので残念です。

 

6月22日(金)

初級の通知が届きました。予定通り、合格していました。