・秘書検定を受検した時の話 2018年


 

  受験した資格

第114回 秘書検定 3級、2級

 

  日時

2018年 2月11日(日)
3級 11:50~14:00(12時開始)
2級 14:50~17:00(15時開始)
 

  場所

駿台電子情報&ビジネス専門学校

都営三田線神保町から徒歩9分

 

  秘書検定とは

(1)秘書検定は「人材育成」を目指しています。
「人柄」のいい人とは、その人と会ったとき「感じがいいな」と感じられる人のことです。


なぜ感じがいいのか。

それは「言葉遣い」「話し方」「態度」「振る舞い」などの「人柄の要素」が普通の人とは違っているからです。

この「人柄の要素」はどのようにすれば勉強できるのか。


秘書検定の3級と2級も人柄の要素を学ぶわけですが、筆記試験なので知識としては学べますが、それだけではあの人は感じがいいなというところまでにはいきません。


例えば話しの仕方やお辞儀の仕方は知識だけではできないことでも分かります。
ではどのようにすればよいのか。

 

具体例を一つ挙げます。

面接試験では最初に審査員の前で、面接番号と名前を名乗ります。

 

例えば「面接番号、18番、山田花子と申します。

よろしくお願いいたします」

 

といって丁寧にお辞儀をするのが一般的で良い名乗り方です。

が、「面接番号18番山田花子と申しますよろしくお願いいたします」と言う

(、 。に注意)人がいます。

 

このような人はお辞儀もちょこんです。

感じのよさはこれだけで分かりますから、極端ですが合否判定できるくらいです。


これでお分かりでしょうがこれは知識だけでは出来ないことです。

 

現実の社会で人に求めるものは人柄のよさです。

就職試験などでは、人柄のよさが採用の際の選別基準にもなっているほどです。


秘書検定は、このことを理解して受験されるようお薦めします。

(2)秘書検定の5領域で問われるもの
・必要とされる資質
秘書の仕事は上司の身の回りの世話や仕事の手助けです。

 

それを適切に実行するための感覚、判断力のようなものが秘書の資質ということです。

 

変則的な来客をどのように取り次ぐかなどの判断、上司が何を望んでいるかなどを察して対応する気の利かせ方などが問われます。

・職務知識
上司の留守をどのように預かるか。

上司の仕事をどのように手伝うかなど、秘書特有の仕事の仕方について問われます。

・一般知識
秘書はビジネスの場で仕事をします。

そのためには、上司や身の回りの人が話す言葉が理解できる必要があります。

 

とはいっても大げさなことではなく、上司の仕事を手助けするためにはこのくらいは知っていなくてはという、社会常識的な範囲で主に経済用語が問われます。

・マナー・接遇
ビジネスの場では礼儀作法をビジネスマナーといいます。

 

マナーは対人関係では欠かすことのできないものです。

 

上下関係のある人の集まりである職場では、ビジネスマナーを心得ていないとその一員にはなれません。

 

目上の人(上司・先輩・来客など)にはどのように接すればよいか、対人関係の基本となる言葉遣い、来客にはどのようにお茶を出すか、社交常識(主に弔事・慶事)

などについて問われます。

・技能
ビジネスの場で必要な、文書、ファイリング、事務用品、会議などについての初歩的な知識、用語。

 

また、オフィスの環境整備について常識的なことが問われます。

 

                公式ホームページより引用

 

  試験実施概要

・受験資格
制限はありません。

どなたでも受験できます。 

・受付期間
平成29年12月8日(金)~平成30年1月16日(火) 

・受験料
2 級  3,800円 
3 級  2,600円 
2・3級 6,400円

・合格基準・筆記試験出題領域
全級とも試験は「理論」と「実技」に領域区分され、それぞれの試験が60%以上の時合格となります。

理論(60%以上) 
・必要とされる資質
・職務知識
・一般知識

実技(60%以上)
・マナー・接遇
・技能

・出題形式
◇選択問題(マークシート方式)と記述問題 

・合格率 第113回
   受験者数  合格者数 合格率
2級 29,843名 16,129名 54.0%
3級 13,639名   9,036名 66.3%

                    公式ホームページより引用

 

  参考にした図書

・秘書検定3級問題集 2017年度版 早稲田教育出版 1,188円
・秘書検定2級問題集 2017年度版 早稲田教育出版 1,296円
・2級秘書検定 ケーススタディで学ぶ集中講義    1,404円

 

  受験して

天候:晴れ時々曇り 気温:あたたか 

反省会:ライオン@池袋

 

試験当日になってしまった。

まだまだ漢字が書けないがしかたがない。

 

試験は11時50分からだが、試験会場である神田小川町3丁目の駿台電子情報&ビジネス専門学校には、11時10分に到着した。

 

ロビーで待機している受験生がちらほら。

試験が実施される教室がロビーでは分からない。
 

一先ず、3階に上がってみたら係員が居て受験票を出して教室を聞いてみる。

 

すると、当方の試験室は2階とのことで、2階に階段を使って降りる。

 

2Fにも監督員が居て20分から受付とのこと。

10分待って結局一番乗りとなった。

 

受付時に身分証明書が必要とのことで、運転免許証を提示した。

身分証を提示して受験するのは貸金のとき以来だと思う。


最後の追込みではないが、2級テキストの漢字や時候の挨拶などチェックするも、

試験開始の10分前には不安防止のため、参考書をかばんに仕舞った。
 

実際の試験は、11時50分から説明があり、その後解答用紙と試験問題冊子が配られ、

12時ちょうどに試験開始となった。


問題のなかで、ちょっと迷ったものが数問あり。

実技の漢字問題が書けない。

余寒の候は書けたものの、隆盛が書けない。

結構なお品は書けたが、恵贈が書けない。

我ながら呆れてしまった。
 

途中退場が可能な12時10分になっても漢字が思い出せず10分粘るもあきらめて12時20分に退室した。

 

2級の受付時間を確認して一先ずおにぎりを買いに外出。
 

会場に戻って地下の控え室で3級の漢字の確認をし、2級の時候の挨拶や慶事関連の

漢字の書き取りをして受付開始まで過ごす。
 

2級ですが、14時20分にまたまた一番乗り。

試験説明開始の5分前まで2級テキストでいろいろ確認。

 

試験は15時ちょうどに開始。

途中退室まで70分もあるので、設問の選択枝を消去法で選ぶ。

 

隣に座った若い女性が問題を解くスピードがかなり速い。

 

当方が選択問題を解いている途中に記述式の実技問題を解き始めている。

 

かなり準備したのだろう。

2級の実技問題は3級ほどに難しくなく一通り記述することができた。
 

試験は60分で解き終え、マーキングの付け間違いがないか確認し、マーキングのダブりが無いかも確認して70分経過で途中退室した。
 

今回の試験会場である専門学校の教室の机が小さく、隣の受験生のひじが触れてしまいそうな狭さであった。


それにしてもお腹が空いた。

答え合わせは池袋西口のライオンで実施。

 

数箇所明らかに誤りといえる設問もあったが、60%は超えている模様。
 

  希望

これだけ漢字が書けないとは困ったものだ。

3級と2級の再試験は避けたいものだ。

14日の模範解答を見るまで分からないが、合格していることを信じて待つのみである。
 

  まとめ

今回は、秘書という職業の方の心構えや技能を学ぶよい機会であったと思っている。

また、社会の中の常識という知らないことを学べて有意義であった。

 

あまりひとには言えない弱点を補強することも出来た。

漢検を真剣に検討する必要がある。

 

  備え

期間:11月29日(水)-11月30日(木)

   12月 1日(金)-12月19日(火)

     2月 5日(月)- 2月10日(土)

時間:

・11月期
 2級テキスト  1時間5分
 

・12月期  
 3級問題集   5時間25分
 2級問題集   5時間15分
 2級テキスト  3時間5分
 

・2月期
 3級問題集   4時間25分
 2級テキスト  4時間15分
 本試験・3級  1時間20分
 本試験・2級  1時間10分
 計      26時間00分

 

(3級:11時間10分、2級:14時間50分)

 

  結果

自己採点したところ、本試験の出来映えは、
 3級 理論:84.6%、実技:68.2%
 2級 理論:69.2%、実技:81.8%
という結果であった。

2月24日(土) 合格発表の日
当方の受験番号があり。2つとも合格です。