危険なコマ図・・・

2003年10月のこと、
とある砂丘のレースで激しくクラッシュした。
脳震盪でハッキリとした記憶がないのだが、
前転するバイクから放り投げられた僕は、頭から硬い岩盤に叩きつけられたようだ。
フラフラの状態ながら、何とか砂丘を走り抜けたものの、
脳震盪・指の骨折・眼球の炎症・・・バイクは滅茶苦茶、
即リタイヤとなった。
で、その後、しばらくして帰国したバイクの見事に潰れた
MDのマップケースから千切れたコマ図を引き出してみた。
コマ図を繋ぎ合わせると・・・
ちょうど「!!!」(トリプルコーション=要注意)のコマ図で千切れていた。
前方に岩板あり、大きなギャップに注意!!!というトリプルコーションコマ図だ、
ひとつ前のコマ図との間隔は、数百メートル。
千切れたコマ図を繋ぎ合わせた瞬間、
クラッシュの前後の記憶がなんとなくよみがえった。
そうだ、
前のコマ図のセクションを通過した後にコマ図を巻き上げて、
次のコマ図を確認しているときに、突然バイクが跳ね上げれ、
空中に放り出されたのだ。
コマ図とコマ図の間隔(距離)が短かったため、
トリプルコーション!!!のコマ図で危険を察知したときには、
すでにそのセクションに到達してのだろう。
時速70kmなら、数百メートルの距離なんて、10秒程度で通過してしまうからだ。
それ以来、
コマ図とコマ図の間隔(距離)が短いコマには目立つマーキングをしたり、
出来るだけコマ図を注視しないで、ライディングを重視するようにした
のは言うまでもない。
そう、考えてみれば、コマ図を読みながら道を探すナビゲーションと、
地形を読みながらのライディングを一人で同時にこなすバイク選手には、
この手の危険は常に付きまとっているのだ。
ある意味、コマ図を見るという行為は、わき見運転と同じだろう、
前方を見なければ走れないし、転ぶ(クラッシュする)、
コマ図を見なければ迷う(ミスコース)や危険の発見が遅れる。
プロアマ問わず、ラリーでのバイク選手のクラッシュの原因は
コマ図を見ていたことが多いと思う。
そう思うと、コマ図はあんまり好きじゃない。
(コマ図を読む楽しさもありだけど・・・)
ということで、
最近、気に入っているのが、
この「GPSラリー」、
コマ図の代わりにGPSを見てルートを探す流れ。
この日本で、GPSだけで道を見つけられるの?
と不安に思うかもしれないが、コマ図より全然簡単。
交差点などでも曲がる方法を迷うことが無いように、
絶妙な位置にウェイポイントが設定してあるので、
まるで、カーナビのように矢印が進行方向を示してくれる。
また、ウェイポイントの設定方法次第では、
難易度は一気にアップして、地形を読み感を頼りに
道を探さなければならない場面にもなる。
このGPSラリー、今後はラリーやツーリングにおける
新たなナビゲーションとして流行るかもしれない。