4/28放送のカンブリア宮殿 でリンクアンドモチベーションの小笹芳央氏が出演していました。
私は、以前から小笹芳央氏が好きで、著書も何冊か読ませて頂いています。
知らなかったのですが、小笹芳央氏の弟さんも起業家で、リフォーム会社のオンテックスの会長をされていたんですね。
弟さんの小笹公也氏もご一緒に出演されていました。
興味深いのが、この兄弟全く異なるタイプで、
兄の芳央氏は、小さな頃から成績優秀で常にオール5、早稲田の政経を卒業後、リクルートを経て起業。
一方の弟公也氏は、元ヤンキーで中卒でプロボクサーに。その後、塗装職人として修行、ライトバン一台だけ持って21歳で独立。
この兄弟の会社はともに成功しています。
芳央氏のリンクアンドモチベーションは、創業から7年連続増収増益で去年東証二部上場し、学生から圧倒的人気を誇るコンサルティング会社。求人倍率は1,000倍。
公也氏のオンテックスは、社員数750名、売り上げ100億円を超える塗装業界で日本一の売り上げを誇るまでに成長。
成功の秘訣は、モチベーションの向上術。
芳央氏は、サークル的に明るく楽しく、社員みんなが相手のことを認め合うことによって各自のモチベーションの向上を目指す。
「今の若者はカネで動かない 「ありがとう」と言われたい」
「みんなで見てあげればその人は必ず頑張る」
公也氏は、もろ体育会系のノリで、厳しい躾の元、ド根性でモチベーションを向上させる。
「モチベーションを人が与えないと上がらないのか不思議で仕方ない」
「子供を雇っとんのとちゃうねんから」
何もかも正反対の兄弟で、なかなか面白いです。
どちらのモチベーション向上術がいいのかは一概に言えないでしょうね。
会社によって、または部署によって、そこに集まっている人間のタイプや持っている資質は異なりますから、会社に合った、部署に合った、極論を言うと個人に合ったモチベーション管理が必要になってきます。
ただ、個人ごとにモチベーションを管理するのは大変でしょうし、管理する側のスキルが伴わないから、会社としてある程度画一化された方法が必要とされるんでしょうね。
私はモチベーション管理は下手なので、日々勉強中です。