現場監督は女房役、と良く言われる。
一つの建築現場では多くの方が関わる。
当社の規模でも1つの現場に30社程度。1社2名となると60名。施工者とは別に相手の経理や電話対応される方など含めるともっと多くなる。
そんな中で長期に渡って関わるのは大工さん。
大工さんが要になる。理由は、最初に仕事を始めるのが大工さんなので、その先の工程、工期通りに他の施工者さんを入れていいのかどうかは大工さん次第になるから。
でも、この大工さんたちは中々手強い。
イチイチ予定通りに進まないこと、間違えて施工したことにより発生した追加の材料費、及び労務費。現場で動き(作業)を見ると無駄に行ったり来たりする方もいらっしゃる。もちろん仕事の早い大工さんは全てにおいて無駄がない。荷物移動も工程を考えて行う。それが3週間先まで読めていたら素晴らしい方と思う。大抵の大工さんは数日先しか読めていない。
数日先しか読めていないので、現場に訪問する度に、全体、及び、その週の工期、ポイントとなる日を伝える。一回だけでなく繰り返して。
そして人とは弱いもので、間違えても認めない。
言い訳を言う。
それを僕が間違えたことにして他の職種さんやお客さんへはお詫びして変更内容を伝えなきゃいけないこともある。というか多い。普通の方からしてみたら大したことではないかもしれないが、ワタシは細かいので気にする。
内心、壊してやり直して、全て自己負担でやって♥️、と言いたい。
でも、無理なんだよね。
同じものを繰り返し作る製造業との違いを感じます。