鍼治療後、
・鍼の違和感が残る
・気分が悪くなる
・症状一時的にひどくなる
・軽度の湿疹や肌荒れがでる
などの症状が見られる場合があります。
これらは、『好転反応』と言う現象です。
鍼の場合、外部から薬などを入れるわけでは無く、代謝を活性化させることで自己修復機能を高めて症状の治癒を目指すものです。
そのため身体は
「悪いものは出し、新たに良いものを作り出す」
ように働いていきます。
肌組織を産生する細胞は、より新鮮な細胞を作ろうと、悪いものを押し出して良い細胞を作るので、一時的に軽度の肌荒れが起きたりするわけですね。
鍼治療を始めて何か身体に変化があるようなら、それは鍼がうまく効いているサインです。
新たに生まれ変わる自分を楽しみながら、変化を楽しんでみてくださいね。
--------以下抜粋--------
瞑眩とは「毒出し」である
瞑眩(めんげん)とは、
血流がよくなって(本来あるべき姿に近づいて)、
体内の毒(老廃物や、体内で不要になったホルモンや胆汁酸など、また体内に入ってきた化学物質〈農薬、食品添加物、重金属、薬など〉)
を排出する際に起こる反応です。
「毒出し反応」あるいは「浄化」と言ってもいいでしょう。
体内にたまった毒を排泄できない状態そのものが「病気」であり、毒が出せないためにさまざまな不調が起こってきます。
毒がたまると、血流が悪くなり、低体温や、足の冷え、肩や首のこり、頭部のうっ血として現れてきます。
体内の毒は、便や尿として、また皮膚や粘膜などからも排泄されていきます。
瞑眩が起こるには、血流がよくなって毒を出せる体になる必要があります。
しかし、瞑眩が起こると、血液中に放出された体内の毒を肝臓で処理しきれない場合、さまざまな不調が起こってきます。
また、瞑眩の際には、皮膚からも毒が排泄され、かゆみや湿疹が現れることがあります。
排泄能力が高まって、毒を排泄できる体になり、毒を排泄し始めたときに、瞑眩は起こります。
逆に言えば、体温が高くなる、血流がよくなる、白血球の数やリンパ球の割合が増えるといった、その方の本来あるべき状態に近づかないと、瞑眩は起こりません。
瞑眩は、生活習慣や考え方を変えたり、免疫を高める治療を受けたりして、体調がよくなった後に起こります。
そして、ある程度毒を出すと、瞑眩は終了します。
たまっている毒の量や、毒の処理能力によっても違いますが、数日で終わる方もいますし、1カ月ほど続く方もいます。
体内の毒を排泄するときには、必ず瞑眩が起こりますが、毒の量が少ない方や毒の処理能力が高まっている方の場合、自覚するほどの不快な症状にならない場合もあります。
さらに、最初の瞑眩の終了後にも、血流をよくする生活を続けていくと、また瞑眩が起こる場合があります。
このような瞑眩、あるいは瞑眩のくり返しを経て、体内の毒を排泄できれば治癒に向かいます。後は毒を出せる体づくりと、体内に入る毒をできるだけ少なくする生活を続けましょう。
瞑眩によって毒を出せば治癒に近づく瞑眩は非常に苦しいものです。
瞑眩のつらさに負け、薬を選択する方も多くいます。しかし、ほんとうの治癒は、瞑眩を通じて毒を出すことにしかあり得ません。
瞑眩は、肝機能や腎機能の低下、体のだるさや眠気、発熱、下痢、かゆみや湿疹といった身体的なものとして現れます。
また、イライラといった精神的なものとして現れることもあります。もちろん、身体的なものと精神的なものが同時に現れることもあります。
多くの場合、最初の瞑眩がいちばんつらく、その後に来る瞑眩は最初よりも軽いものになっていくようです。
また、瞑眩を軽くするには、低体温にならないこと、血流がよい状態を維持すること、肝臓や腎臓の機能を高めることです。
毒の処理能力が高いほど、瞑眩の程度や回数も軽くすみます。
血流をよくするために熱心に努力され、まったく瞑眩を自覚することなしにアトピー性皮膚炎が治癒した方もいます。