「たもっちゃんグッズって貰えないの?」

母からメールが来ました。

母は13日のハッピーな片想いを観に来ていたんです。

冒頭の一文で薄々お気づきの方もいるかと思いますが、うちの母はちょっとイタイです。

私の出演した番組を全て録画していて、職場の人に貸し出しするような人です。

ちょっとイタイです。

無限大にもよく観に来てました。

無限大の外で私達を衣装に着替えさせ一緒に写メを撮って帰るような人です。

やっぱりちょっとイタイです。

ルミネにも観に来ました。

ルミネのカフェで「やっぱりSMショートコントは面白いなぁ!」と突然店内に宣伝しまくるような人です。

もう意味不明です。

そんな母ですが、ちょっとロックな一面があり、そこが結構好きです。

まず、私は今まで一度も親に「勉強しなさい」と言われたことがありません。

母曰く、「勉強なんてしたいと思わないでやったってできるわけがない。するかしないかは自分で決めてやればいい。」だそうです。

ちょっとロックです。

お陰で私は勉強を嫌いになることなく、通信簿で常にオール5を取るような子に育ちました。

自慢ですか?自慢です。

大学生の時、地元の友人の葬式に向かう際、母に車で送ってもらったことがありました。

耐えきれずに車内で泣いていた私に、母はそっとタバコを一本差し出してくれました。

なんだかロックです。

小学生の頃、リビングで宿題をしていた私に「何それ、ガリ勉アピールですか?勉強より皿洗いが先でしょ。なんなら皿洗いで宿題終わらなくなって、明日先生に怒られろ。」と言ってきたことがありました。

やっぱり意味不明です。

そんな母に「明日宇都宮(私の地元です)で営業あるんだ。」と伝えたところ、「何時に終わるの?仕事終わり次第出待ちだけでも行く!出待ちだけでも!」と返ってきました。

すいません、ツーケーあるんで真っ直ぐ帰宅してもらっていいですか。


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