午後は一人で、原生林の森まで散歩に出かける。

山は見事な紅葉。
でも、今年は少し紅葉が早いような気がする。
私が到着する前日には雪が降ったそうだ。

原生林の森へと続く道。
ここをブラインドウォークしたことがあったな。
なんてことを思い出す。

「来たよ~!」と思わず叫ぶほど、なぜか嬉しくてたまらない。

小枝をかき分け、岩をよじ登って、ずんずんと森の奥へ奥へと入っていく。

道はないけれど、なんとなく、どこを歩けばいいのか、どっちに行けばいいのか、道が見えてくる。
なんにも考えずにいれば、独りきりの怖さも、足場の悪い怖さもなんにも浮かんでこない。
ここにやって来ると、帰る時間が、唐突に、でも自然にわかるのが不思議だ。
ふっと、「さあ帰ろう!」と思い、歩き出している。
森の外に出ると、なんだかはしゃいだ気分になって、帰り道は下り坂。
車も人も通らない道を、まさに飛んだり跳ねたり、両手ふりふり鼻歌歌いながら帰った。
どんなパワースポットに行くより、私は穂高に来ると元気になる。
嬉しくなる。
リフレッシュされる。
『あなたは常に見守られている。』ということが、すんなりと感じられる。
私につながる全てのもの、どうもありがとう。