俳句コンテストでは、【一般の部】131,【小中学生の部】222点の応募がありました。子供から大人まで広く募集することができました。応募全作品は11月3日~11日まで、入賞作品は12月21日まで青海公民館に展示しました。自分の作品を見に来た中学生の親子や、作品を見て同年代の作者の気持ちに共感したり、子供の感性や表現力に新鮮な驚きを感じて楽しそうに話したりしているグループがありました。
表彰後、審査員の方からそれぞれ講評をしてもらいました。いくつかをあげます。
・俳句の応募者について、一般の部では高齢の方が多く応募者の7割ほどが女性です。小中学生の部では、応募者の男女比は、同じですが入賞者の多くは男性でした。
・小中学生の句は、季語が重なっていたり、季語がなかったりしている句もありましたが、感じたままに素直に詠んだ句がたくさんありました。
・大学で教壇に立っていますが、小中学生の応募がたくさんあって素晴らしいです。高校生や大学生の年齢になると俳句への関心が薄れていくように思います。
伝統文化のつどい入賞作品
【一般の部】
【最優秀賞】
・八十路入る今も木の実を拾ふ癖( 男性・80 歳)
【優 秀 賞】
・食パンの耳を揚げ菓子文化の日 ( 女性・80 歳)
・寝静まる牛舎の闇や虫時雨 ( 女性・75 歳)
【審査員賞】
・ふる里へ片道切符鳥渡る ( 女性・69 歳)
・文化の日憲法九条眩しかり ( 女性・58 歳)
・ぽん菓子のはじける音や天高し ( 女性・78 歳)
・戦争をしない国へと小鳥来る ( 女性・76 歳)
・ディ施設案山子二体が壁に立つ ( 女性・79 歳)
【小・中学生の部】
【市長賞】
・ぎんなんのにおいがしみるくつの裏 ( 女性・13 歳)
【議長賞】
・おちてくるひらひらもみじでてらまっか ( 女性・9 歳)
【教育長賞】
・秋の夜おれもさんまもあぶられる ( 男性・13 歳)
【教育委員会賞】
・読書する秋はゆっくりしています ( 男性・15 歳)
【委員長賞】
・この季節なぜかできない秋休み ( 男性・12 歳)
・八方は色とりどりに燃える山 ( 男性・13 歳)
・イチョウの木金色の孔雀舞い踊る ( 男性・13 歳)
・栗達よどうしてそんなに仲良いの ( 女性・14 歳)
・秋刀魚食べ心が折れる骨の壁 ( 男性・15 歳)
・お団子を空から見てるお月さま ( 男性・6 歳)