「源氏物語の世界」①(源氏物語早わかり講話)
星城大学オープンカレッジ講師の駒田貴子先生からお話を伺いました。
星城大学オープンカレッジ講師の駒田貴子先生からお話を伺いました。
・11月1日は「古典の日」である。制定のいきさつは源氏物語千年紀委員会が提案した。源氏物語の起筆や終わりは分からないが「紫式部日記」の寛弘5年11月1日(1008年12月1日)の記述に、源氏物語の作者紫式部に対して、藤原公任が、「あなかしこ、このわたりに若紫やさぶらふ」(そういえば、このあたりに若紫の姫君がいらっしゃるのでは)と語りかけたとあり、「若紫」とは源氏物語の登場人物であることから、この記述は日本を代表する古典文学である源氏物語が歴史上はじめて記録されたものであることを根拠としている。
・源氏物語千年紀の2008年には京都を中心に国際フォーラムなど関連行事が行われた。
・源氏物語は、人が生きる…生老病死、日本の四季、などが4代の天皇の御代にまたがる歴史物語。
・デザイン、絵巻、衣裳、香道、踊、箏、雅楽など日本の文化が書かれ、年齢に沿った読み方ができる。
・和紙に毛筆で書かれているが、紫式部の自筆のものはない。多くの口語訳がなされ、漫画、映画、演劇などもある。
・「源氏物語」の年立(年表)に沿って54帖の概説、源氏の人間関係図の概説
2 「夕顔」、「花散里」について
最後に、「源氏物語の世界」に出演した、駒田貴子先生、邦楽アンサンブルいとたけ、尾張みやび会の代表者から挨拶がありました。