尾張みやび会の雅楽練習

 平成24年に古典の日(11月1日)が制定されました。大野谷文化圏活性化推進委員会は、今年の古典の日記念「伝統文化のつどい」を催すにあたり、平安時代に紫式部によって書かれた「源氏物語」をメインテーマとし、地域に受け継がれている伝統芸能などを披露することにしました。源氏物語の中には、日本の伝統文化の原点ともいえる雅楽や箏などがたくさん出てきます。

雅楽演奏団体尾張みやび会が、舞楽「胡蝶」を練習している場面を中日新聞が取材しました。その様子を紹介します。

  

 尾張みやび会は、11月3日の「伝統文化のつどい」出演に向けて練習をしています。取材の場面は、雅楽「胡蝶」を演じているところです。舞台の左側には太鼓、右側には笛があります。練習で使用されていた楽器は、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)、楽太鼓(がくだいこ)、鞨鼓(かっこ)、釣鉦鼓(つりしょうこ)などです。

  

「胡蝶」の篳篥(ひちりき)の楽譜です。五線譜を見慣れている自分にとっては、邦楽の楽譜は珍しいものでした。