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松原・白山神社

白山社
鎮座  知多市新舞子字北屋敷7番地
御祭神は、菊理媛命(くくりひめのかみ)。末社には、秋葉社、山神社、駒嶽社、金刀比羅社、御嶽社、金峯社がある。
社伝によれば、創建は慶長19年(1614年)という。尾張志には「白山ノ社山神ノ社4所5社松原村にあり」とある。明治6年、据置公許となる。
  棟札で最古のものは貞享3年(1686)のものである。このほか元禄11年、寛政10年、文化6年、文政4年、天保6年、嘉永元年、文久3年のものを蔵している。常夜燈は嘉永元年(1848)尾内茂、青木源衛によって寄付されている。手水鉢「清水」も嘉永元年5月である。
日長神社の二重氏子である。

白山社山車  松原山車
白山神社内にある津島神社の例祭日(7月第4土曜日)に松原(西組)で曳き出された山車1台が保存されている。祭礼の時に飾り付けはされるが、状態が悪く曳く事ができない。
寛政年間と推定される山車の特徴は、上山がなく、代わりに巻藁にたくさんの竹笹提灯を半球状に飾る。また、正面には幕がなく、御簾が飾られ、外輪の車輪にそれを覆う輪懸けがあり、やや小さな前棚がある。
 山車全体を漆塗りと金箔で仕上げられた名古屋型類似の巻藁山車は、知多半島でもここだけに残されており、貴重なものである。津島天王祭の巻藁船を模して始められたといわれている。