にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 常滑情報へ
にほんブログ村

愛知県常滑市 ブログランキングへ

「お囃子DVD」収録行われる

 梅榮車囃子記録作成委員会は、大野谷の文化遺産を活かした地域活性化事業で、「地域の文化遺産記録作成・調査研究事業」として、祭囃子DVD作成事業を行っています。
 その目的は、「江戸時代中期から山車に伝承される祭囃子を受け継ぎ、後世に残せるようにするため映像として記録する。笛(4種)、締太鼓、大太鼓、吊り太鼓等、各楽器毎に撮影し、指使いや撥さばきの詳細を撮影する。作成したDVDを囃子教室の練習生に配布し、活用方法を指導する。」などです。

収録1   収録2
 8月に、青海公民館において「お囃子DVD」収録が行われました。関係者は、「9:00に集合~青海公民館へ設営し11時少し前から収録開始、昼食を採ってから、17:00までみっちりでなんとか撮り終えました。これだけみっちり吹いたのは数年ぶり?座りっぱなしだったためか?翌日から腰が悲鳴を上げています。」と言っていました。 

梅榮車について
梅榮車
 「梅榮御車之記」によると十王町の先代祭礼車は天明五(1785)年から翌六(1786)年にかけて新調されたと記録されています。当時の御車は「榮遊車」といい毎年祭礼に曳行されてきましたが、破損がひどくなったため他所へ売却し、嘉永元申(1848)年に改めて新調したのが現在の梅榮車です。この時の総費用は575両と記されています。

お囃子について
梅榮車囃子
 十王町の山車梅榮車には、からくり人形4体が乗せられ、大野祭りで披露されます。この時、山車の運行に合わせていろいろな囃子が演奏され、宵神楽での山車運行時には、歌神楽・早神楽・斜切り・七間町・八兵衛と梅榮車独自の伊兵サが使われています。また、本楽では悠神楽・早神楽・太神楽・斜切り・八兵衛・伊兵サが使われます。その他に、平八(道行)・本打込み・西之口打込みの他、お神楽が7曲ほどあります。使用される楽器には、横笛の大笛(能管)と草笛を曲によって使い分け、締め太鼓・楽太鼓の三種類の楽器で演奏されます。