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とこなめ山車まつり
 平成26年10月12日、とこなめ山車まつり実行委員会により、常滑市制60周年記念事業の協賛事業として「とこなめ山車祭り」が開催されました。現在、常滑市内には20輌の山車と1艘の山車船(巻藁船)があります。今回の山車祭りに、北は大野から南は坂井まで、18輛の山車が市役所西の駐車場に集まりました。(前回は、常滑市制50周年記念事業として開催されました。)
 常滑市の山車揃えの特徴は、「名古屋型」、「知多型」、そして今年の地区の祭礼から引き廻わされるようになった「だんじり型」等、山車の型式が様々な点にあります。また、今回の催しでは、市内各地区に伝わる伝統芸能も披露されました。
 

大野町・十王町「梅榮車」の様子を中心に、画像を載せました。

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当日、早朝に十王堂の前で「梅榮車」をトレーラーに載せています。

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会場の近くまで山車を運び、いよいよ山車の組み立てです。

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組み立てた山車は、十王町の皆さんで会場まで曳行します。

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会場の近くにつきました。楫方も力を合わせて……。

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入場の順番を待ちます。囃子方も山車の中で準備。

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いよいよ入場です。順番は、常滑市北部・大野町の山車からです。十王町「梅榮車」は、高須賀町「唐子車」に次いで2番目です。

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 楫方が山車の向きを変えて、整列です。次に入場したのは、大野町の隣、西之口の山車です。まず、郷中「西寶車」、次いで鉄砲津「雷神車」です。大野と西之口の山車は「名古屋型」といわれる山車です。これで名古屋型の山車4輌の入場が終わりました。
 なお、常滑市内には、江戸時代から曳行されてきた「名古屋型」の山車が全部で6輌あります。この後、入場する山車は「知多型」といわれるものです。名古屋型と知多型の違いを見つけてください。山車の形以外にもいろいろありますよ!!
 古場地区の山車は、今年から地区の祭礼で引き回されるようになったものです。大阪府泉佐野市下瓦屋南町で、昭和59年に製作された地車(だんじり)を改造したものです。

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  知多型の山車も勢ぞろいしました。常滑市内に伝えられてきた伝統芸能・行事の素晴らしさを垣間見た思いです。
 担い手の確保が難しいといわれる伝統芸能や行事の継承に日々ご尽力されている方々の努力に感謝するとともに、次回を楽しみにしたいと思います。