幸せデザインコーチTOSHIです!

ある方からメールを頂きました。


その内容を一言で書くと、

上司から、名指しで疑惑を投げかけられてしまった。

というものでした。


少し背景を説明します。
ある組織(チーム)で、業務上のあるミスがあったそうです。
その上司は、一番経験の浅い○さんを名指しして、
「こういう事があったのですが、確認は○さんが行ったのですよね。」
と、○さんに確認不行き届きのミスがあったと言わんばかりに指摘をされたそうです。


ここで○さんは、上司に対して不信感を抱いてしまったそうです。


○さんは、確かに経験が一番浅く、ミスを起こす可能性は一番高いように思われます。
事実関係として、実際にミスをしたのは○さんか、他の方かは判らないのですが、上司は明らかに疑惑を○さんに向けて、それを前提に指摘をしたようなのです。


なんだ、そんな些細な事で気にしていては仕事にならないよ、という方もいるかもしれません。

しかし、明らかに○さんは傷ついてしまったようです。
さらに、上司に対する不信感も生じてしまったとか。


人が集まり、組織またはチームとなって仕事をするというのが、最近の社会では多いと思います。
組織やチームには、必ずリーダーとなる方がいます。会社の場合は社長であり、部門の場合は部長となるでしょう。チームの場合は、文字通りリーダーです。


メンバーが、お互いに気持ちよく仕事を進めていくために必要な事って何でしょうか?

いろいろな考え方があっていいと思いますが、私は信頼感というものを大切にしています。
どんなに経験豊富な方であっても、逆に経験の浅い方であっても、明らかな事実がある場合を除き、私は疑いを掛ける、という事はしていません。なぜなら、人は誰でもミスを犯すからです。

○さんには、誰もがミスを犯す可能性があるという事、つまりベテランと呼ばれる方々でもミスを犯す可能性がある、という事をお伝えしました。そして、上司の方は、経験の浅い○さんがミスをしたのではないかという思い込みが、先の発言になったのではないかとお伝えしました。○さんは少し気が楽になったそうです。

もし皆さんが上司だったとして、明らかな証拠などがないままに名指しで指摘した自分をどう思うでしょうか?

組織の崩壊は、実はこのような勘違い、思い込みによる上司の発言がきっかけになって起こる場合もありますので、一人でも部下のいる皆さんは十分に自分の言動に注意してくださいね。


幸せデザインコーチTOSHIでした!


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登録分野は「コーチ」、「組織・人材」、「ビジネススクール・セミナー」の三分野です。
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