『ラグジュアリ商品は、供給が限られていることが付加価値になりますが、スペシャリティには、ある程度の平準的な供給システムが求められます。しかも、コモディティとは明確にコンセプトが違う。スペシャリティ的なブランドを育成するためには、コモディティとは違った、独自の生産基準や品質基準が不可欠です』(福井 栄治 「野菜ソムリエの美味しい経営学」)


そもそもコモディティ、ラグジュアリといった程度しか区分のなかった僕にとって、スペシャリティという区分が新鮮だった。

ありきたりの商品で価格競争を行うのでもなく、ラグジュアリほどニッチを狙うのでもなく。
その中間に高品質とそこそこの価格を求める多数に人がいるのは、考えてみれば当たり前のことかもしれない。

例を挙げるとすれば、「無印良品」なんかはまさにそういったスペシャリティな商品と言えるかもしれない。

ありきたりではない「らしさ」があり、高品質であり、それでいて手を出しやすい商品。

激安競争には際限がないけれど、結局のところ消費者はそんなものを追及している訳ではないんじゃないか。
そう思います。


何事も行き過ぎた時には揺り戻しが来ます。

今の激安競争もそう。

マスコミ主体の不況感に煽られ、一時トレンドとはなるかもしれない。
しかし、きっと本来的なポジションに戻ってくるのだろうと思います。


安いのも、高品質なのもどっちも大事。

それは一時のトレンドとは違うはずです。


トレンドが終わり、一服ついた時に、帰ってくる、変わらない場所は、ひょっとしたら「スペシャリティ」なものなのかもしれません。




お肉を扱う商売柄(まあ、これにこだわる必要はないにせよ)、人間が求めるこうした本質的なニーズに応えることで、とても大きなマーケットに向かうことができるのではないかと思いました。


食べ物を扱う人間として、

じっくり考えて、良いものを提供していきたいものです。





<参考図書>
野菜ソムリエの美味しい経営学 (幻冬舎セレクト)/福井 栄治
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