<初日続き>

そんなこんなでうみがめ館へ。

・・・なめてました。
こんなに遠いなんて。

いや、厳密にはそれほど遠いわけではないのでしょうが、街灯もほとんどない人通りの絶えた海沿いの道をサンダル履きでぺたぺたと歩くことの寂しさをなめてました。
屋久島にはめちゃくちゃ危険な動物がいる訳ではないようですが、それでも夜中に一人で歩くのは、なんとも言えない恐ろしさもありました。
かなり光量のあるはずのヘッドランプですが、いつもよりか細く感じたものでした。

やたらと早歩きで歩くこと20分。
ようやくうみがめ館へ。
正直正確な位置も、外観も全く分からなかった為、通り道にあった旅館の方に道を尋ねたりしながらどうにかたどり着きました。
実際、道をずっと歩いていればすぐにわかるのですが、なんというか「この道、あってるのかな?」ってな感じの不安感です。それを払しょくするために道を尋ねた感じです。




うみがめ館が見えた時、そしてそこに人の姿を見た時の安堵感といったら・・・。
初日ほとんど誰とも絡んでいなかったこともあり、相当なものでした。
都会で人ごみに紛れていてはなかなか味わえない感動です。


うみがめ館には到着した時には既にレクチャーが始まっており、ボランティアスタッフのお姉さんが丁寧にうみっがめに関する説明をされていました。
しかし後ろの方だった僕は、何の話かさっぱり分からず、やむなく適当に展示物を見ながら後をついていったのでした。
一通り説明が終わると、いよいようみがめの放流です。
保護されたうみがめの赤ちゃんと、1年育てられた子を浜に出て放流します。
うみがめの赤ちゃんは光に寄っていく性質があるので、明かりは全て消し、真夜中の砂浜へと出たのでした。
浜では代表して子供が、懐中電灯の明かりを使って、赤ちゃんを海へと導いていました。
悪戦苦闘しながらもようやく海に到着し、波に翻弄されながらもうみがめの赤ちゃんが海へと旅立った瞬間には、誰とも知れず歓声が上がり、拍手が起こるのでした。



うみがめ2 うみがめ1 うみがめ館





放流が終わると皆それぞれに帰っていきます。
ほとんど車で来ていらっしゃるようで、うみがめ館の周辺からはあっという間に人の姿が消えていったのでした。

僕はしばらくぼおっと星空を眺めた後、再びうみがめ館へ。
先ほどのレクチャーが聞けなかったことを説明し、もう一回参加させてもらうことにしました。
次の回まで少し時間があったので、ボランティアスタッフの方々と少しお話をし、その場の勢いで賛助会員になったりしていました。



しばらくすると再び人が集まって来だし、第二回のレクチャーが始まったのでした。






一人になる為にやってきて、一人を堪能した初日は、こうして孤独感の再確認の中にふけていったのでした。
暗闇の中に明かりを見つけること、
人の姿を認めること、
そんな些細な事も喜びであるのだと、感じることができた一日だったのでした。






<長かったですが初日ようやく終わり。まだ旅は続きます>




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