小さい頃。


ある日、父親の布団の上で吐いてしまった。


そのことに対し母親が私に壮大なビンタをした。


ビンタの勢いで倒れた私はわーわーと泣いた。


そして母親は、私の泣き声がうるさいと感じ、口にタオルを詰め込んだ。


私が憎かったのだろう。


嫌いだったのだろう。


私は母親に愛情を求めていたが、叶うことはなかった。


今は私の気持ちは母親から離れている。


仕方のないことだ。