『こころの整理に役立つお話』コーナーですが、
<わたしとボイスアート>というテーマで投稿しています。
どうぞ、おつき合いください。
わたし自身がこころの整理をするときに、どういった視点で行うか、
そんなこともお伝えできればと思います。
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前回の記事はコチラ
前回、前々回と2回にわたって、
ボイスアートで考える『タテ軸』『ヨコ軸』とはどういうことか、
についてお話をしました。
まとめとして、図解してみます。
【図解 ボイスアートにおける、ひとの存在の捉え方】
『タテ軸』とは、
時空を超えて万物の創造の世界にも繋がるような宇宙的根元に繋がる軸であり、
私たちは自分の呼吸を通してその軸の存在を感じることができる、
とボイスアートでは考えます。
『ヨコ軸』とは、
自分の回りの環境や人間関係(親子、夫婦、恋人、友人など)との関わりの中で
体験することであり、私たちの感情や身体感覚がどのように体験しているか
を教えてくれるもの、と言えます。
感情にいいも悪いもない、ということをお聞きになったことはあるでしょうか。
私たちはロボットではありません。
喜怒哀楽を感じるからこそ、人間なのです。
感情を感じるからこそ、今まさに自分の身に起こっていることを、
私たちがどのように体験しているかを知ることができます。
また身体感覚も同じく、いま自分がどういう状況にあるかを教えてくれるのです。
あるいは自分の身体感覚をキャッチできるからこそ、
次に自分がどう行動するかがわかります。
例えば、お腹がすいたこと(身体感覚)をキャッチしたとしましょう。
生理的欲求を満たすために、次にすることは<ご飯を食べる>です。
これはとてもシンプルな例です。
ただこれら『ヨコ軸』で体験していることは、
他者との関係性の中で、あるいは置かれた物理的、社会的状況の中で、
いろいろと影響や制約を受けます。
「怒ってはいけない」「悲しんではいけない」と感情を表現することに
ストップをかけられたり、自分自身でストップをかけたりすることがあります。
仕事中はどんなにお腹がすいていても、
自分の生理的欲求に従って食べるわけにはいかない。
それこそ寝る間も削っての残業続きで体調を崩す、なんてこともあります。
ひとが他者や外界の関わりの中で生きるものである以上、
その影響や制約を受けるのは仕方がありません。
ただしこの『ヨコ軸』のなかで、
翻弄され、迷い、振り回されている状況が続くと、
大変に疲れます。
ひどい場合になると、自分でどのように感じているのか、
それすらも分からなくなります。
自分の体調不良にすら、気づかない場合もあります。
身体の不調だけでなく、心も病んだ状態になりかねません。
ヨコ軸の中で迷い、翻弄された状態で、
自分に起きていることを解決しようと思っても、
なかなかいい智慧は浮かばないものです。
タテ軸に還って、そこからヨコ軸で自分はどうなっているのだろう、
というように眺めることが大切だと申し上げました。
タテ軸を通る自分の呼吸に還ることで、
いい意味で空っぽな状態をつくる。
日ごろからコマメに<息のお掃除>をされることを、おススメいたします。
短時間で構いません。ゆっくり呼吸をする時間を作ることが大切です。
そうすると脳みそが休むことができます。
その上で、他者や外界の影響や制約から離れたところから、
ヨコ軸で起きていることを眺めてみる。
それからどうするかを考え、自分なりの選択をし決める、ということです。
ただしヨコ軸で起きることがらが、
あまりにもその人にとって大きな辛い出来事だったり、
動揺しすぎて自分1人ではタテ軸にもどれない、というような場合もあります。
そのときは専門家の力を借りるのも1つ方法である、
ということもお伝えしておきます。
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第71回 ボイスアート(グループ)@なら
5月26日(日)13:30~15:30
ギャラリーと学びの町家 月眠
詳細はコチラ
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