お盆休みに入ったとテレビのニュースで言ってましたが

今年はコロナの影響で

帰省するかしないかで

悩まれてる方が多いようですね。

 

お盆の時期は

送り火迎え火を思い出します。

 

田舎の実家は

お盆の入りの日は

朝早くからご先祖様をお墓に行きました。

 

歩いて数分なので

火をつけたお線香の束を持って家に帰り(煙に乗ってきていただき)

家の門の前で

束ねた藁を燃やし

その藁を家のほうに倒してお迎えしてました。

 

 

そして
ご先祖様がお帰りになる日は
お夕食後までいていただき
この日も門の前でわらを燃やし
今度は外に向けて倒し
その煙に乗って帰っていただいてました。
 
田舎には季節の原風景があり
その時々の「香り」がありました。
 
お盆はお線香の香り
藁を焼く香り
スイカの香り
夕立の香り
夏の夜の香り・・・
 
暗かったけど裸電球が優しかった。
 
クーラーも扇風機もなかった時代
自然の匂いは生活の一部でした。
 
お風呂はお釜で五右衛門風呂だったから
薪に火をつけて竹のふいごで吹いてました。
 
まさにトトロの世界ですビックリマーク
 
台所は100年くらい使ってきた土間で
ピカピカにツヤが出ていて綺麗でした。
 
電気もガスもなかったから
竈で薪を焚いてました。
母は朝早くから竈の火を起こして
ご飯やお味噌汁などを作ってました。
 
でもスローライフというのかしら
 
時間をかみしめて
 
生きていた思い出がたくさんありました。
 
敢えて
あの頃の生活を再現するのが
 
今一番の贅沢かもしれませんね。