USエアウェイズ(US)と、アメリカウウェスト(HP)の合併についての詳細です。
両社のリリースによると現在発表されている詳細は次の通り。
新しい運航便名はUS Airwaysの便名で統一されます。完全統合は3年後、その間、マイレージサービスも段階的に統合されます。
経営統合規模は運航便数に換算した場合、全米で6位となります。
合併のリリースでは「全米最大の格安航空会社」が誕生すると言っています。
USは、現在スターアライアンスということや、ANAがUAと提携する前に提携していたことなどから、オフラインの航空会社として日本国内での知名度は高いほうです。また、日本からもUAの機材で運航されているコードシェア便があります。
また、HPは、昔、名古屋-ハワイ線を運航していたことや,日本国内での販売代理店もあることから、それなりに知名度はあると思います。
さて、ココで気になるのは、UA利用者にとって、どのようなメリットがあるかということ。
今回、USとHPの合併により、USとUA間のコードシェアアグリメントは直接的には何ら影響を受けません。ただ、合併の方向性が確定したため、新たなアグリメントについて近日中に具体的な交渉を開始する見込です。
また、USはスターアライアンスの一員です。新しいUSエアウェイズに関しても国際線の運航も継続されますし、資金の提供元に、スターアライアンスの創設メンバーであるエアカナダも名を連ねています。また、HPは国際的なアライアンスに属していないため、スターアライアンスの一員としての地位は変化しないものと思われます。
個人的に楽しみなのが、ラスベガスやフェニックスなどへのアクセスが充実すること。
UAとのコードシェアが拡大されれば、正規割引航空券での利用が可能になるでしょうから、とても楽しみです。特に週末のラスベガス関連の路線は混雑しますし。
私自身はUSには搭乗経験があるものの、HPは無いです。
そのうち、乗ってみようと思っています。
なお、合併にはATSBの認可が必要です。
法的な問題はあまり無いと思いますが、従業員の問題など越えるべきハードルはいくつか残されています。
何か新しい情報が入りましたら、またお伝えします。