Don't buy or sell United Awards. | 旧OHMYUA

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移転しました。

Yahoo!やebayのオークションサイト。たまーに利用しますが、アワードチケットなどをオークションサイトに出品している人結構いますね。


これっていいの?悪いの?


もちろんマイレージの会員規約に抵触する行為です。

ユナイテッド航空だけでなく、ほぼ全てのプログラムにこういった規約があります。


実際にかなりの数が出品されていることでもわかりますが、航空会社側にとっては頭のイタ~イ問題。ユナイテッドでは機内誌などで、継続して売買禁止を呼びかけています。



オークションページですが、すごいですね。

出品者が書く説明欄には次のような記載が・・・


「譲渡の制限が無いので航空券をオークション するのは航空会社に認められています。」


嘘です。


確かに、ユナイテッドのマイレージプラスには譲渡制限はありません。

しかし、売買や交換は明確に禁止されています。


ユナイテッドのマイレージプラスでは次のように規定されています。


The sale or barter of any such mileage, certificates, awards or benefits other than by United is expressly prohibited. Any mileage, certificates, awards or benefits transferred, assigned or sold in violation of the Program Rules, in addition to exposing the member to the penalties otherwise associated with violations, may be confiscated or cancelled. The use of award tickets that have been acquired by purchase, barter, or other conduct in violation of Program Rules may result in the confiscation of the tickets, denial of boarding with respect to the ticket holder, and, at United's discretion, completion of the travel only upon payment of an applicable fare.


ユナイテッド航空が参考に訳した日本語では次のようになっています。


ユナイテッド航空以外による上記マイル、特典証書、特典旅行または特典の売買または交換は、かたく禁止されています。メンバーがプログラム規約に違反する譲渡、贈与または売却を行った場合、そのメンバーに対し規約違反の罰則が科されるのに加え、譲渡、贈与または売却されたマイル、特典証書、特典旅行、特典が没収または取り消される場合があります。プログラム規約に違反する購入、交換およびその他の行為によって取得した特典航空券の利用は、航空券の没収、航空券保持者への搭乗拒否につながることがあるほか、ユナイテッド航空の裁量によって、適切な料金が支払われるまで旅行が完了しないことがあります。



今回、なぜ、わざわざ英語の規定を掲載したかというと、マイレージプラス規約は英語が正文ということだけでなく、benefitsまでもを売買の禁止対象としていることが明確にわかるからです。日本語訳の「特典」ではなんのことだかわかりません。


この規約を厳格に解釈する場合、オークションで手に入れることは全て違反となります。


もし、万が一、手に入れた場合、どのようなことが起きるのでしょう。


もちろん、ばれなければ、何も起きません。


ばれた場合は、アワードを購入した人へは、搭乗拒否もしくは正規運賃との差額が徴収されます。


アワードを売却した人には口座が封鎖され、全てのマイルが没収になり、かつ、高額な損害賠償を請求される恐れがあります。

実際に、摘発を行っているのを目撃したことがあります。
空港のチェックインカウンターでさりげなくあるいは直接的に航空券の入手方法を聞かれる場合もあるようです。

また、ウワサで、真意のほどは明らかではありませんが、おとり出品なんかもあるらしいです。


最近、出品者も巧妙になってきているようで、商品券との交換。これも交換禁止ですからダメです。

また、例えば「搭乗券袋」を販売し、その副賞(おまけ)として特典航空券をつけるというものも。

これも公序良俗に反する内容なので当然違反です。

最近まであったステータスをオークションで販売するというのも規定の「benefits」になるので違反です。


ただし、譲渡は禁止されていません。

両親や友人にプレゼントするのは全く問題がありません。

例えば、友人との旅行、航空券は私が用意し、ホテル代は友人もちにする。これも、一般的に認められている範囲内です。


期間限定で摘発キャンペーンが行われることもあります。

こういった場合、摘発時に摘発した職員に支払われる報奨金が引き上げられ、怪しい発券や口座にアラート表示が出ます。

職員に対しチェックイン時に摘発するためのマニュアルも配布されます。


マイレージはやはり自分自身や家族、そして親しい友人などのために使いたいですね。

ではでは