アメリカの入国審査 | 旧OHMYUA

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移転しました。

 私の場合、旅行先としてのアメリカが好きなことで、どうしてもアメリカへの入国回数が多くなってしまいます。マイルを貯めるのが目的の方でアメリカ系の航空会社を利用している方もそうでしょう。
 平均して年8回くらい入国をするようになっていますが、パスポートにアメリカ入国のスタンプが増えるのに比例して、入国時に質問攻めにあうようになってきました。

 主に聞かれる内容は「期間」「理由(商用か私用)」「帰りの航空券の有無」「職業」ですが、特にひっかかるのが、理由です。
 商用ではないので「サイトシーイング」というと、「なんで、こんな短期間なの?」と返り討ちにあったり、「うちの会社が休みをくれない」と言うと、「そんなん信じられない」なんて言われたりして・・・

マイレージ獲得大作戦 』というホームページにも紹介されていましたが、マイレージカード、すなわち、マイレージを貯めるという事を入国の理由にしてしまう方法があります。

 この方法、かなり効果的・・・というか、入国審査官にわかってもらう方法として有効だというのは知っていました。

 私の、経験談です。

 シカゴで入国したところ、入国審査はすんなり通過。ただし、税関が大変でした。その日の宿泊はピッツバーグでした。ピッツバーグは空港内にエアモールという大規模商業施設があるのが特徴です。ただ、例のテロ事件以降、制限区域内になってしまったため、その日の航空券が無いとエアモールへのお買い物が出来なくなってしまいました。また、USエアウェイズのハブですので、減便による影響など、エアモールにどのような影響が出ているのか興味があり、また、シカゴ-ピッツバーグ間のダブルマイルもあったりしてピッツバーグを旅行先に選びました。
 ところが税関官吏は
「ピッツバーグなんか何で行くんだ?あんなところ、観光で行くところじゃない」
と言いきる始末。さすがに別室にはならなかったけど、所持品をくまなく調べられました。
 こちらも、「エアモール見学・・・」なーんて話をするとややこしくなるので、あえて、「観光、友達はいない」と言っていましたが、あまりにも色々聞いてくるので、「UAのマイルを貯めている」と言って、1Kカードを見せると、敵もさるもの、
 「じゃあ、マイアミのほうがいいんじゃないのか?」と言ってきました。
 すかさず「ピッツバーグは今、ダブルマイルだよ」と切りかえすと、
 「それだったら得だね」と言い、無事、無罪放免に・・・

 確かに、効果はあります。
 この間。ロサンゼルスでも、「1回ロサンゼルスに来ると、東京から沖縄に2回も行ける。東京-沖縄は約700ドルかかる」というとすぐ納得してくれました。

 でも、このような苦労も、後少しの辛抱かもしれません。
 将来的にアメリカ入国には、生体情報が入ったICチップを搭載したパスポートで無いと入国できなくなる予定です。そして、そのパスポートの導入後には、入国審査が自動化される予定です。

 以前、INS-PASSという、掌静脈を登録して、それの情報をもとに自動で入国審査を行うシステムがありました。現在、セキュリティ的な理由により、ペンディングされていますが、入国審査官とのやりとりの問題だけでなく、スピードもかなり早かったので、便利でした。

 入国審査はセキュリティ上、大変重要です。しかし、われわれ一般人の往来を制限することになってしまうとしたら、本末転倒です。

 3月から、アメリカ入国のスタンプが変更になりました。以前のものは赤1色だったんですが、青と赤の2色。楕円形のスタンプになっています。ホームランドセキュリティ云々と書かれていますが、一刻も早くIT技術を導入して、以前のようなスムースな審査になってもらいたいですね。

アメブロで、アメリカの入国審査を話題にしているページがありましたので紹介します。

Hawaiiの入国審査で考える
生体認証で気になるのが、自分の写真がどんな感じで写っているのかということですね。

留学での一時帰国について
留学の場合、いろいろ手続しておかないと、大変なことになります。

ターミナル
そういえば、こんな映画もありました。
入国審査や空港と言う観点から考えるとツッコミどころ満載なんですが、小粒で面白い作品です。ユナイテッド航空が撮影に全面協力していますので、出てくる飛行機はユナイテッド、もちろん、キャサリン・ゼタ・ジョーンズはユナイテッドのアテンダントです。