社会とのつながりがないからね。お金稼がないからね。何でも旦那頼り。

 

特にここじゃ、自分じゃ何もできない。

 

着てる服も、食べてるものを全部アレックスのおかげ。それがまた悔しくて。

 

みーちゃんが「自分のお金は自分で稼ぎたいから働く」的なことを言ってたけど、本当にそうだと思った。いや、ミーママから聞いたのかな。

 

みじめ。本当に。アレックスいなきゃやってけないんだもん。

 

あー惨めなもんよ。みじめって漢字にすると更にみじめになるわ。

そもそも喧嘩に発展するまでに色々と引き金になるようなことがありまして、その一つに自分の誕生日ってのがあるんだけど、お祝いしてもらえず。

 

ハッピーバースデーーって言ってはもらえたけど、それだけ。他には一切何もなく。

 

その日はアレックスは不動産で手続きがあったから、職場に迎えに行った後、不動産のところで下し、アレックスはそこから歩いて帰宅するってことになったの。

 

帰宅して、アレックスいないならと簡単な卵かけご飯を食べ、(空しー。けど美味しー)、もしや、帰宅途中に花束でも買ってきてくれるかなとちょー期待。

 

手ぶらで帰宅。空しーー。

 

日本にいた時は、みんなお祝いしてくれたなぁ。お姉ちゃんやみーちゃんはプレゼントやカードをくれ、お母さんだってケーキ買ってくれたり、乾杯したりしてくれた。

 

アユミさんは、お誕生日会を開いてくれ、2家族で賑やかに美味しいもの食べてお祝いしてくれた。

 

アユミさんが恋しくなった。もうアユミさんいなくて寂しいよーーー。

 

あー寂しーーー。誰も何もしてくれないよ、自分の家族は。

 

何故か誕生日当日ではなかったけど、アキラがレゴでお城を作ってくれ「ハッピーバースデー」とママにくれた時は、泣けたよね。航介はティッシュ箱をくれたし笑!泣けた泣けた、あれ!!

 

プレゼントが欲しいんじゃないけど、ケーキが欲しいんじゃないけど、ただおめでとうって気持ちが欲しかったよ。

 

いや、それは言ってくれたから、気持ち以上のものが形で欲しかった!!って求めすぎ?

 

いや、アレックスはアレックスで誕生日だし、好きなもの買いなと言ってくれてたけど、決して自分では選んで買ってくれない。アクセサリーも安物じゃなくていいやつ買いなよと言うけど、だったら選んで買ってくれよって話。やる気があるならやるべし!!!誕生日じゃない時に色々買ってくれてるんだけどね・・・でもほらやっぱり誕生日って特別じゃん。。。ぐすん。

 

アレンも何が欲しいかって色々聞いてくれたけどさ。。。ケーキだけはいらないって言ったけどさ。。。。言えないじゃん。そういうものじゃないじゃん。surpriseで買ってくれるものじゃん。。。ね、そうでしょ?ってこれは女の言い分か??

 

男の言い分があるとしたら、「いらないって言ったから買わなかったんじゃん!俺は言ったよ、買っていいって!」てな感じだろうな笑。

 

ううん、笑えないの。本気で寂しかったのです。

 

言いたいこと相手に言わないのは、自分の場合、喧嘩に発展するのが嫌なのと、理解してもらえないだろうって諦めてたところがあるから。

 

何度か言いたいこと言ったことがある。

 

けど、サラリと流され、バカにされ(本人はそのつもりでなくても自分はそう感じ)、下に見られてる感じが悔しくて、「自分が間違ってたわ!今の気にしないで!テヘ!」と終わりにした。そこから怒鳴りあいの喧嘩になるのは避けたくて。

 

自分が我慢すれば大丈夫、自分さえ耐えられればいいんだからと言い聞かせ、ずっと耐えてきたわけ。

 

気付けばいつからだろうー。結構ずっと我慢してきてたなぁ。前向きにニーチェだアドラーだの心理学を読み漁り、ポジティブに行こうと考え方の方向転換。結構それでうまくやってきた。

 

けど、ケベック移住という大きな環境の変化があり、しかも自分はフランス語が喋れないという社会から孤立してる状態。

 

だんだん我慢することが苦痛になってきて、“いつまでこうやってバカにされ続けるんだろう”って先が見えなくなり、でも、アレンはいつも“マイコは息子よりずっと大人で、賢い。本当は分かってることをわざと分からないふりをする”とかそういうことを言ってくれちゃうわけ。

 

それが心の中で泣くほど嬉しくて励まされるわけよ。そのたびに“見ててくれる人がいるから、まだ我慢できる”と。

 

自分でも相手に言いたいことを言わないのは健康的でないってわかってるの。

 

もうわかってもらえないってわかってるけど、数日前に思い切ってさらっとアレックスに言ってみた。ただの何気ない日常会話のように。

 

言いたいことはいっぱいあったけど、ただ一言「お弁当箱出すとき、蓋開けてよ」と。

 

そしたら、『蓋くらい自分で開けられないの?そんなにか弱いの?」かと。

 

違う違う!開けられないんじゃない。蓋開けるくらいやってくれたっていいじゃない。できるよ、そのくらい。ただ面倒なんだよ。そのひと手間が。茶碗洗わない奴が何でそのくらいできないんだよ!!

 

「そのくらいやってくれてもいいんじゃないの。洗ってくれてる人に敬意も何もないわけ?」と言ったら、もう反撃来たよ来た。

 

『はぁ~?敬意?敬意って言った?マイコは大げさすぎるんだよ。』とお弁当箱の蓋ごときで敬意まで発展するか?と言わんばかりに馬鹿にされ、もうダメだとこいつには何言っても駄目だ、自分はやっぱり諦めて自分の考え方を変えるしかないと確信。

 

アレックスには、「だよねーー!私って大げさだよねー。自分何言ってるんだろう!たかがお弁当箱の蓋じゃんねー!!はは!」といつも通りに笑ってごまかす。でも出てきた涙は止まらかった。

 

その翌日、アレックスはいつも通り仕事に行き、日中自分はもう崖っぷちに立たされてて、アユミさんに超長文のラインをうつ。泣き言いっぱいの愚痴。でも、これ送ってアユミさんが味方してくれたら、子供たち連れて日本帰っちゃいそうな自分が怖くて全部削除。

 

ついにはアキラにも「もう日本帰りたいよ」と。アキラは行かないでって泣いちゃって、それ見てハッとする自分。何言ってんだ、自分と我に返る。

 

夕方私はアレックスの迎えへ。わざと遅れて行って待たせてやろうかとも思ったけど、そんなことできない自分はきちんと時間前にアレックスの会社に到着。

 

送り迎えしてもらってて感謝の一言もいつもないけどね。当たり前のように乗って降りてくだけ。

 

まってる間にふと、お姉ちゃんにライン。「お姉ちゃんに言いたいこと言える性格ならいいのになー」的な。

 

帰宅して、ご飯食べて子供たちがテレビ見てる間に、アレックスと会話せざるを得ない状況になり、もういいやぶちまけようと涙と鼻水垂らしながら、今まで我慢してきたことを打ち明けた。

 

「ケベックに来てから家事は全然やってくれない。日本にいた時は、ケベックの男は家事みんなやるとか偉そうなこと言って全然やってくれない。家事は女の仕事じゃない、母親ってのは一番大変な仕事だよとか言ってたくせに、ただの口だけじゃん。家事は全部私じゃん。茶碗洗ってくれないし、何も手伝ってくれない。前に頼んでやってくれた時にありがとうって言ったら、ンフって“やってあげたよ”感満載で、全然家事はみんなで共有すべきって態度じゃないじゃん。それが態度に表れてるよ。人のことはバカにしてばっかり。私が床に落ちてるおもちゃ踏めば、『マイコは注意力散漫だから踏むんだ』と馬鹿にし、自分が踏むと『誰だよ、ここにおもちゃ置いておいたのは!』とキレる。なんだよ、それ!ちょっとおもちゃ踏んだだけで、注意力散漫だって言われるわけ?大丈夫とかじゃないの?」とまぁこんな感じ。ってこんなレベル笑!

 

要は、家事を手伝ってくれないってのと人を小ばかにした態度がずーーっとずっとずっと気に入らなかったんですねー。

 

そしたら、『家事はやろうか?っていつも聞くじゃん!でもマイコはいつも「大丈夫だよ」と断る。だからじゃあいいやってやらないんだよ』と言われ、振り返ってみるとそう笑!って自分バカだわ。たしかに聞いてくれるの。『いつも』では決してないけどね!で、自分は確かに聞かれると頼まないの。

 

だって、いちいち聞いてくるってことはやる気はないんだよ。やる気があるなら、聞かずにやってるって話。だから、そう言ってやった。

 

だってアレックスだってそういうこと言ってたからね。BCにいる時に『うちの両親はマイコに家事とか手伝ってとかは言わないよ。そういうことは頼まないから自分で動くんだよ』とか言ってた人がだよ!!言わずに自ら率先してやらなくちゃいけないって育ってきた人が、なんだよ!!

 

その晩は、アレックスがせかせかと洗い物をしてくれ。まーそりゃそうだよね。こんな喧嘩の後じゃ、やらにゃ気まずいってね。

 

多分私がよっぽど醜くて同情してくれたのか、しっかり聞いてくれたアレックス。喧嘩中にもちゃんと笑わせてくれたアレックス。アレックスのこういうところ好きだなぁと再確認。

 

お姉ちゃんは「いいよと言わないで、じゃあお願いと言えるといいかもね」とラインをくれ、本当にそうだと実感。てかそれができないせいでここまで発展したからね。

 

やる気があるなら聞かずにやるべしっていう自分の信念的なものを曲げられなかった自分が頑固すぎたのか。

 

 

 

 

 

 

 

愚痴るのってストレス発散できるし、だから時々愚痴るのって大切なんだけど、愚痴るのに抵抗がある自分。っていい子ぶってるのではなくて、愚痴るとかえって悪い方向に向かっていくことがあるから。

 

愚痴る相手ってたいてい自分のことを理解してくれてる人。

 

だから、愚痴ると絶対自分の味方についてくれる。共感してくれる。

 

共感してもらえて嬉しいだけど、解決にはならなくて、愚痴りの原因、例えばそれがアレックスだったら(って例えなくてもアレックスなんだけど)、アレックスへのマイナスな感情だけがどんどん膨らんでいく。

 

だから、愚痴りたい時は、話を聞いてくれる相手を慎重に選ぶ。

 

共感もしてくれるけど、アレックスの気持ちや立場を理解してくれようとする人。頷きながら話を聞いてくれて、「でもそれってアレックスはこういう気持ちだったんじゃないの?」って言ってくれる人。

 

あるいは、共感してくれつつも、「でもそれって単にこうすればいいだけなんじゃない?考えすぎなんじゃない?」?とサラリと指摘し、正しい方向へ導いてくれる人。

 

恵まれていることに、自分にはそうやって話を聞いてくれる人がいる。

 

それでも、ここ最近の募り募ったストレスは発散できずにいて、愚痴ることでかえって相手へのストレス・不満が助長されることになるんじゃなかろうかと怖くて言えずにいた私。

 

ふとお姉ちゃんの顔が浮かぶ。

 

お姉ちゃんっていっつもPちゃんに言いたいこと言いまくってて、こっちは“ちょ、ちょっとはもうちょっと優しく言った方がいいんじゃないの・・・??”とPちゃんに同情をしてしまうくらいなんだけど、そうやって言いたいこと言える関係って結局理想なのよ。