もしかたら

携帯電話が壊れているのかもしれない

と思うくらい


1日中誰からも何の連絡も無く

さびしい週末を過ごしているあなた


もう、最近ではそれにも慣れっこになりつつある



興味の無い男と無理に会って、何とか時間つぶしをしたり


はたまた


そんなことをするくらいなら、家で何もせずに寝ていた方がマシ

とか、色々と考えても、考えなくても時間は過ぎていく




取り急ぎ、何か目の前に不自由していることが有る訳ではない


でも


心に穴が開いているようで、どこか虚しく

隙間風が吹いて止まない



そんな女と男が


理由はどうでもいいが

時間を共にし


アルコールでも嗜みながら

少しずつ互いの相手へのハードルを下げていく



虚しさと虚しさが共有されて


様々なことを言い訳にして


その日1日だけ、なるようになってしまう




寂しいから誰かを求め


その求めたことが原因で


あなたの心は益々寂しく


虚しくなる




相手の男が、既に誰かのものだったり


明らかにあなたの好みでなかったり


そんなことは解った上でその男と過ごした



でも



あなたはそこで、一層

自分がその男から好かれていないことを

実感するのである


あなただって、別にその男を好きなわけでもない


ただ


丁度いい相手だったからそうしただけだ





あなたは一人、

疲労感いっぱの体を引きずって

部屋に帰り


昨夜の出来事を事細かに思い出すのである




友人に電話を掛けて

洗いざらいぶちまけるかもしれない



全ては



相手の男がいかにいい加減な奴かという

自己弁護に終始する



あなたは口では


気にしない

気にしない



と言っているくせに



その後


その男から連絡が無いことに相当イラつかされる



私が相手にしてやったのに、、、


その後連絡もよこさないなんて生意気、、、


別に気になんてしてないけど、、、


連絡があったら、面倒臭いけど、、、



でも、、、



でも、、、、




携帯が鳴ったら、真っ先にあなたの脳裏には

その男の顔が浮かぶのである



男からの連絡は無い



もし、男から連絡が来ても


あなたは迷惑そうなそぶりをしてやろうと考えている


その男よりも自分の方が立場が上のはず


選択権は自分に有る






なんだかんだ言って


結局あなたは



その男とのくだらない一夜の出来事を

真剣に気にしているのである




そして思い出す




過去にも同じような男との経験があったことを




その男とのメールのやり取りや


深夜の電話や


待ち合わせの時の連絡や


その後の履歴や、、、




全て


あなたの携帯電話に残されている



それは


虚しさの履歴、、、。



いつまでも大事に過去のやり取りを取っておいたり


連絡する気の無い相手の番号を残しておいたり





見れば見るほど

寂しくなる、虚しさの履歴が


あなたの携帯電話には山ほど刻まれている








まずは



その男の連絡先を

あなたの携帯からすぐに消去したほうがいい



気にしない

気にしない



と言いながら



あなたはきっと


酔ったりしたら


その番号に連絡してしまうのだから



そして


またそこに



虚しさの新たな記録を刻むことになる




もう、そんなことはやめた方がいい



あなたの愚かさや、虚しさや、寂しさの詰まった

携帯電話、、、




この週末、何も予定が無いのなら

いっそ、さっぱり整理してみてはどうだろうか



ひとつ、ひとつあなたの目で確かめながら


あなたを新たな虚しさに導く


履歴を、消去していくのだ




勿論


その記録を消去したからといって

あなたがすぐに、すがすがしく生まれ変われるわけではない




しかし



虚しさの履歴を消去して

もう、同じようなことを繰り返すのは止めようと



自分に言い聞かせることはできるかもしれない


虚しさの原因はいつも


あなた自身が作っているのだから



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