その歳になるまでには色々な体験や
出会いや
経験や
さまざまな機会があなたを作ってきただろう
人間は悲しい生き物だから
つい
昔の一番輝いていた時代や
若くて美しかった時代や
刺激が多くて充実していた日々を
自分の中の基準として考えてしまうものだ
歳をとって
時間が経って
とっくに次の世代の人間に
そういった華やかで派手で
エネルギッシュな舞台は明け渡し
自分の年齢に相応しい
落ち着いた
控えめな
しっとりとした
役回りに変わっていかなければならないのに
未だに過去の栄光にしがみついている女の
なんと多いことか、、、
その昔
少しタレントみたいな活動をしていて
テレビに出ていたことがあるとか
ローカルだがモデルをやっていたことがあるとか
アナウンサーみたいなものだったとか
芸能人の知り合いがいるとか
スチュワーデスだったとか
都内の会員制の店にちょっと顔がきいたとか
それはそれでよかったかもしれないが
ただ、、、
今は？
今は何ですか？
え？
普通の派遣社員？
フリーター？
何で生計をたてているかよく解らない個人事業主？
どれもあなたの自由だが
現在のあなたはただの
普通の
いや
普通よりも不安定な
中年の独身でしかない
昔どうだったとか、、、
そんなことは
あなたが思っているだけで
他人から見たら
どうでもいい
どうでもいいどころか
いつまでも過去の栄光にすがっていて
逆にみっともない
悲しいが
こういう
いつまでも勘違いがやめられない女は沢山存在する
自分の周りにちょっと名の知れた人がいたり
すごい金持ちがいたりして
たまたまその人たちと一緒に過ごさせてもらえる
機会が多かったりすると
普通は行けないような店に行けたり
サービスを受けられたりする
だから
自分はただの、普通の、何でもない一般市民なのに
便乗して特別な人間であるかのように
勘違いする
そしてその様に振舞う
元々、大したことなかったところへ持ってきて
歳をとっている分、余計みっともない
いくら、あなたの友達がすごい人でも
有名人と知り合いでも
だから？
だから何ですか？
それはあくまでも
友達の話であって
あなたとは何の関係も無い
今、改めてあなたの今までの履歴を
書き綴って、じっくり眺めてみれば
平凡で何も世の中的にたいしたことなど
してきていないことが一目瞭然だ
そこには
あなたが勘違いするような要素は何も無いはずだ
自分は特別だから、、、
いや正確には
特別だったから
やはり特別な男が相応しい、、、？
男は鼻で笑っている
今のあなたは？
現在のあなたは一体何ですか？
普通の人間には普通の相手が
最も相応しいのです
勘違いほど、かわいそうだけど
他人から見て、指摘し辛いものはありません
もっと謙虚さを持てば
何もかも大きく変わるはずです
