さてさて

わたくしの父「トシオ」

前回は、すっかり認知症が進んでしまい一晩中大騒ぎだったり

タンスと喧嘩してみたり

いつも一緒にいる母もブチ切れながら介護をしている

そんなokiku家でした泣き笑い

 

動く認知症は、目が離せない

寝ないのも、大声で騒ぐことも

少しでもそばを離れると転倒や、放尿

 

カタっと音がするだけで、あーまた・・・

と思い父の部屋に行く

ベッド脇に立っていたり

スース―寝ていたり

もうね、俊敏になるのですよ

転倒していたりしたものなら起こすのが本当に大変なものでえーん

 

腰、やられましたものドクロ

 

ピリピリしている母のことなんてお構いなく

自由な父

 

ある日、母が泣きながら

「もう限界だ」

と言いました

そして、「何で、分からないの!」と怒鳴る

それでも動く父を叩く

 

施設やショートステイが過りましたが

それは違うなと思いました

 

まずは病院。

精神科、認知症専門医の所へ行こう

この問題となる行動を何とかしてもらえないか診てもらおう

そして、少しでも静かになるよう服薬治療をしてもらおう

 

それまで掛かりつけの医師から安定剤の様なものを頂いていましたが

全く効果がなかったので・・・

 

状況を説明し、診ていただけるということで即予約

 

母も少し、光が見えたのかホッとした様子でした

 

今まで、認知症の問題となる行動に疲弊されているご家族に対して

「施設で少しみてもらい、休みましょう」

「施設入所を考えましょう」

と言っていたことを、とても軽率だったなと深く反省しました

 

なぜならば、その問題となる行動に対し何も対処しないまま

施設の介護士さんや、看護師さんにお任せするのは違うなと

それは、ただの丸投げになってしまう

結局、その問題となる行動は環境が急に変わることで更に悪化する

 

実際、父の場合はショートステイ先で電気コードを巻き付けたりし

「自傷行為」と取られる行動があったり

一晩中騒いでしまったり(人を呼ぶのは、今いる場所が分からず不安からだったのでしょう)

と、ご迷惑をお掛けしてしまいました

 

なので、やっぱり病院だと思ったのです

施設側だって、夜間帯は少ない人数でたくさんの方をお預かりしている訳で

預ける側が何も対策を取らずに、とういのは

「丸投げ」だなと思ったのです

 

これは、わたくしが看護師であるからで

普通は、助けが必要となったときに、誰に、何を頼めばいいのかも

分からず煮詰まってしまいますよね

 

まずは、お住いの地域を担当している

「地域包括ケアセンター」に相談

または市役所の介護支援課など

掛かりつけ医がいるなら、主治医、相談員がいるなら相談員

お近くの訪問看護ステーション

などなど

もちろん、要介護認定を受けられていてケアマネージャーさんがいる方は

ケアマネージャーさんへ

電話でまずはお問合せをしてください

 

最近の訪問看護ステーションは、介護相談に乗ってくれるところも増えてきました

在宅は、在宅のプロへ

その場で解決しなくても

一緒に考えてくれると思います

 

そして、何か変だなという確かな不確かさを感じたら

抱えずに受診をしましょう

 

それも悩むようであれば、誰かに話してください

 

あー、長くなってしまいました

父のその後は後日また

 

話す場所の必要性と大切さを実感しつつ