2,3年前に出会ったこの本。
帯にある「命の閉じ方をレッスンする」という言葉に引き付けられた。
訪問看護師の男性が、ある日肺がんと診断され
佐々さんに、自身のことを書いて欲しいと頼まれたことから始まる。
その看護師を軸に、在宅で過ごす患者さんやご家族の生活が書かれている。
佐々さんは、アマゾンのプライムビデオの「エンジェルフライト」の著者でもある
ノンフィクション作家さん。
この本を読みながら、訪問看護師として共感できる場面が多々あり
読み終えて、この表紙を見るたびに背筋が伸びる・・・というか
自分に後ろめたくないように仕事をしよう!と思う。
そんな佐々さんに、あまりにも感動したわたくしは
はじめて「ファンレター」を書いた。
のだけど・・・
何だか恥ずかしくなってしまい出さないまま時は過ぎ。
年末にある記事を目にした。
ちょっと元気のない佐々さんが載っていた。
読んでいくと、脳腫瘍になって治療中とのこと。
その時に思ったことは、伝えたいことは伝えようということ。
あの時、伝えておけばよかったな。
ありがとう
大好き
救われた
ごめんなさい
ということばたち。
そして、もうひとつ。
自分の最期を考えることも大切なのだけど、
残される人のことを考えることも大切ということ。
ということで、3月は死生観カフェを久しぶりに開催したいと思います。
生きること
逝くこと。
楽しくおしゃべりしませんか。