昨年、韓国の李明博大統領が訪日し野田総理と会談した際、議題に慰安婦問題を掲げ会議が踊ってしまったことについて、このグログでも何回か書きました。何故、これまでの日韓の話し合いでおおよそ決着がついているこの問題を今になって持ち出したのか、私なりの見解を書きました。


年末に北朝鮮の金正日が死亡し、息子の金正恩が最高指導者の地位に就くなど、今年は朝鮮半島リスクに注視すべき年であるかもしれません。しかし、一方で中国や米国、日本などが半島の有事を望んでいないことは明らかで、分断したままの現在の状況を維持するという政策を周辺国が願っている以上、取り立てて大きな出来事なるようなものはないとの見方もできます。


そんなアジア情勢の中での日韓関係は、従軍慰安婦をはじめとする日本が統治していた頃の諸問題や竹島・獨島の領土問題、また貿易の不均衡などの経済問題などが山積みである半面、あいかわらずの韓流ブーム、それもこれまでの俳優や歌手と言った芸能の世界だけでなく、韓国商品の日本市場でのヒット商品の増加や、相互の観光客の行き来がますます盛んになるなど、双方の関係はたいへん強くなっていますね。


私は、先般は慰安婦問題について書きましたが、今日から竹島、韓国では獨島(トクト)と言いますが、のことについて折に触れて綴っていきたいと思います。


両国或いは両国民にとってたいへんデリケートでナーバスな問題でありますが、出来る限り客観的に、事実に基づいて(もちろん残されている書物の記述内容が正しいか私自身が確かめたわけではありません。このことは容赦ください)、このブログに記述していきます。タブーのある社会は停滞するだけですから。


領土問題を解決しない限り、本当の意味での日韓関係はないと断言できます。現状は韓国が実効支配をしており、日本はそれに対して抗議はするものの、それ以外の手段で何らアクションを起こしていません。


しかし、先人達がこの小さい岩山をめぐって苦悩した歴史が確かにあり、それを多くの人たちに知ってもらい、双方とってもっとも最適な解決方法を見出していくことが必要と感じています。あくまでの客観的に。どっちの国がどうといったものではありません。


しばらくお付き合いください。