今日も1日、放射能汚染の除染のことで駆け回っていた。
阪大や京大など原子力や放射能の専門の先生たちといろいろディスカッションする中で、セシウムがどんな状態で固形物や土壌などにくっ付いているか、そのメカニズムを詳細に知ることが徐々にであるが、できてきている。
やはり、いろいろな大学の、複数の先生たちに多方面から聞くことが大切なことを痛感している。
先日来、有機物の話をしていたが、今日、京大の先生から無機物をひっつていているセシウムを取りだすのに、その無機鉱物をこわす旨を話を聞いた。つまり、有機物であっても無機物であっても、セシウムは強固にくっついて離れない。そのために先生は、シュウ酸と過酸化水素を使うこととしているが、この取り扱いがまた難しい。
二次的汚染、環境リスク、時間、コスト、人々の心情、全てを満たすものなどありはしないが、優先順位をつけて進めていくしかない。さてその順位が問題なのだが。