まさかの敗北であった。


関西アメフトの立命館大対関西大は、予想もしない結果となった。10月末の関学戦で、立命は勝った。この勢いで、関大にもてっきり勝つものと思っていたが甘かった。


11月14日は、ちょうど中国の大連・旅順へ視察の旅に出ていたので、観戦することができなかったが、我が家の大御所が見に行ったため、情報は国際電話で知ることができた。


何が問題だったのか後で聞いてみると、立命にどうもミスが多かったようだ。どんな強いチームであっても、ミスをすれば負ける。実際、関学がそうではなかったか。ミスをするなというのは難しい。ある程度リスクを冒さないと勝利への道は閉ざされてしまう。だが、凡ミスや単純なミスは命取りになる。


まず、トライ・フォ・ポイント(タッチダウンの後のキックで1点を獲得すること)が外れたみたいだ。これは、重要な試合や混戦になればなるほど、何が何でも入れておかねばならない。これによって、後のゲームプランが変わってくるからだ。たかが1点ではなく、たいへん大きな1点となるのだ。フィールドゴール(3点が獲得できる)もまた、キッカーがどんな状態であっても、練習通りに冷静に決めなければ勝利の女神は微笑まない。


とは言っても、キッカーのプレッシャーは痛いほどわかる。二男が昨年まで法政のキッカーであったため、その時の心境についていろいろ話を聞いていたからだ。立命のキッカーには、心を鬼にして次節がんばってほしいと思う。


今週、ほぼ間違いなく立命は同志社に勝つだろう。問題は関学対関大。関大が勝てば、全勝で文句なく関大が関西リーグを制し甲子園ボウルへと駒を進める。 だが、関学が勝てば三つ巴となる。その場合、南山大学を含めた4チームでトーナメントを行なう。組み合わせは抽選。限られた日程の中のため、南山大学との試合を引き当てたチームがたいへん有利になる。


そして、12月5日、関東の栄冠を勝ち得るため法政と早稲田が競う。どちらが勝っても甲子園ボウルは有利に働く。関西は明日のない熾烈な戦いを繰り広げるため、怪我人や体力を消耗する選手たちが続出するからだ。何か、公平でないような気がするが、これも仕方ない。


“自称”滋賀のヨン様のリスコミブログ


いずれにしても、この先1ヶ月、関東・関西とも学生アメフトはたいへんおもしろくなる。ここまできたら、どのチームが勝っても不思議はない。とにかく全力を尽くして頑張れ!と言いたい。