
そのため、菊を飾ったり、菊の花に着せ綿をして露を滲みこませて身体を拭ったり、菊花を浮かべた菊花酒を酌み交わしたりするのですね。
ご存知だとは思いますが、陰陽道では、陽数の極である九が重なる日であることから「重陽」と呼ばれていたのですね。
陽数の奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため不吉とされまして、それを払う行事として五節句が行なわれていたのですね。
その後、陽の重なりを吉祥とすることになりまして、祝い事となったものなのですね。
さて、話を戻しまして、今の手を付く座礼が、もともと奈良時代の冠位十二階の公家の所作からか、仏教の戒律の僧侶の所作からかは分かりませんが、平安時代後期の武家の所作に影響を与えたことは間違いないようでございます。
もちろんその後、禅の所作が鎌倉時代以降、武家の所作に多大な影響を与えたことは間違いありません。
やはり、もっと古く、掌を付いていたのか拳を付いていたのか分かりませんが、律と令が定められた頃、奈良時代まで遡ると思いますね。
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