立春大吉「茶の湯の歴史520」茶の歴史520 | Souki一観一楽有難うの茶の湯ブログ

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教えることが天性と思い、茶の湯関係(点前、茶の湯教科、お茶事、茶の湯の陶磁器、茶杓の実技)を54年間、NHK文化センター大阪、神戸、名古屋などで1999年から延べ4万5千人の方々に茶の湯の極意をお伝えして、2022年4月からオンラインZOOMライブ入門講座を開講中。一茶一楽

                    

 立   春   大   吉

 

暖かな日々が続いておりましたが、また寒さが戻りまして、寒暖の差が激しくなって参りました。皆様お風邪など召しませぬように充分お気を付け下さい。

 

さて、今回は名古屋、神戸、大阪、高松、徳島、そして大阪、京都と周りまして帰って参りました。京都ではここ五十年以上続けられております京冬の旅の非公開寺院もついでに訪ねて参りました。

 

名古屋、神戸、大阪、神戸、徳島では「茶の湯の室礼」の講義で「片桐石州」につきまして流儀茶の前段階の諸派の形成の時代のお話しをさせて戴きました。特に石州流は完全相伝の形態をとっておりましたので、諸派が形成し易かったのですね。

 

高松では「茶道具の美」の講義におきまして、薄茶器または薄器であります棗と替茶器について詳細にお話しさせて戴きました。特に蒔絵の技法は図示しながら詳細に解説致しました。

 

京都は流石に底冷えする寒さで、夕方から細雪がチラチラ降り出し、夜半には雪となりまして翌朝薄っすらと雪化粧、久々の雪景色の中の京の町を見ましたが、残念ながら昼には解けてしまいました。

 

建仁寺塔頭の正伝永源院は初めて拝観させて戴きましたが、こじんまりとした静かな佇まいのお寺さんでした。細川家の菩提寺で狩野山楽の蓮と鷺の襖絵や奥の書院には雲谷派の襖絵がありました。

 

庭には心字池と織田有楽斎夫妻の菩提寺でもあるため復元された如庵がございまして、雪を被った姿を拝見させて戴きました。また、奉納された細川護熙さんの四季図のうち春と冬が飾られ、この襖絵は初夏と晩秋の二回特別拝観があるそうです。

 

建仁寺両足院は何度か拝観させて戴いておりますが、七類堂天谿道釈画家が五年前に八百年回忌に描いた釈迦三尊像を拝見。拈華微笑の場面を描いた釈迦牟尼世尊、開祖の龍山徳見禅師を文殊菩薩に、栄西禅師を普賢菩薩に描いた実に面白い襖絵が絵画がございました。

 

もう一寺、建仁寺霊源院を拝観させて戴きました。胎内仏の毘沙門天と韋駄天をお参りさせて戴きまして、二席の茶室に飾られた達磨と明兆筆の縄衣文殊菩薩を拝観、特別に飾られておりました千利休の藪内宗和宛の消息がございました。

 

仕事の後、大阪より飛行機で帰途に着きました。

 


お付き合い戴き、ご講読戴きましたことに感謝致します。

ご希望で全部お読みになりたい方は友人・ファン登録をお勧め致します。

 

◎昨年より第二火曜日にNHK文化センター広島(082-242-1151)で、午後1時より「茶道具の美」、午後4時より「茶の湯を学ぶ」、午後6時半より「名陶の美」の講座をさせて戴いております。

 

同じ日の広島で2時40分から3時40分まで自主講座として「山上宗二記」の講読会が始まりました。

 

★第二水曜日午後6時半から8時までコンパルホールにて「茶道具の美」と題し、茶道具の映像を観ながらお話させて戴いております。

 

★第二金曜日午後1時よりNHK文化センター福岡(092-271‐2100)におきまして「茶道具の美」と題し、茶道具の映像を観ながらお話致します。どうぞ、ご参加下さい。

 

☆第三月曜日2時~3時半、豊島園の向山庭園に場所を替えまして「茶道具の美」の講座がございます。どうぞご参加下さい。

 

☆第三水曜日10時30分~12時、恵比寿駅ビルのアトレの読売文化センター(03-3473-5005)におきまして「名陶の美」の講座がございます。どうぞご参加下さい。

 

★第四月曜日正午はNHK文化センター名古屋(052-952-7330)で、
 第四火曜日朝はNHK文化センター神戸(078-360-6198)で、
 第四水曜日朝はNHK文化センター梅田(066-367-0880)で、「茶の湯の室礼」と題しまして茶の湯の歴史を茶の湯者を通してお話させて戴いております。

 

第四木曜日朝はNHK文化センター高松(087‐823‐6677)にて、「茶道具の美」と題しましてお話しさせて戴いております。

 

第四木曜日午後はNHK文化センター徳島(088‐611‐6881)におきまして、「茶の湯の室礼」と題しましてお話させて戴いております。

 

どうぞ、ご参加下さい。

 

★各講座の詳細はどうぞお気軽に上記にお問合せ下さい。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

ではまた。