第3回、BEMANIレビュー!前回と随分と間が空いてしまいましたがキニシナイ!
作曲・演奏されたのは中村康三さん。この曲が発表される以前はJ-ROCKやJ-POPを主体に作曲をされていたせいかインパクトが薄く、作曲陣の中では比較的影の薄い存在でした。が・・・この曲がGF11&DM10に登場以降、中村さんの人気は確固たるものに。熱くかつメロディアスなハードロックに皆が魅了され、選曲ランキング1位に輝くこともありましたこの曲。今回はこの曲を語って参ります。
<音楽的見解>
ジャンルの位置づけとしてはハードロックが相応しいのでしょうが、その要とも言える「リフ」がこの曲にはない(全くない・・・というわけでもありませんが、前回に述べた泉さんほど強烈ではないです。あくまで私の主観ですが。)のも一つの特徴でしょうか。それゆえ、同じハードロックでも「渋い」というよりは「カッコイイ」というイメージですかね。
この曲は(というか中村さんの曲は全体的に)3連譜が非常に多いです。ギター早弾き地点はほぼ全編がエコノミーピッキングによる3連譜で、ドラムのフィルまでもが3連譜のストロークだったり・・・。私が3連譜スキーになってしまったのも氏の影響が大きいですw
ギターはとにかく弦移動が激しいメロディで、中村さん本人も演奏の際はかなり手こずられたようです。佐々木さんの曲も然り、ギターで弾きにくいフレーズというのはそれだけインパクトが強く人気が出やすいのでしょうか。
<GFDM的見解>
ギターはやはり3連譜の滝に要注意ですね・・・かなり早いリズムなので、一つミスるとそこからどんどん崩れていってしまうのではないかと。他にも8分の運指がバラバラに降ってきたりと、難易度の割りに嫌らしい譜面です。といってもこれはEXT(68)だけの話で、ADV(48)以下のレベルでは16分3連譜が4分音符に変わってたりと、随分楽なものになりますのでご安心を。こっちの案ずるべきは、ラストの2連8分運指ぐらいですね。ラスト落ちには注意><
DMは叩いててとても気持ちいい譜面です。ノーツが3つずつ繋がる3連譜なので上手い人ならシングルストローク(*1)で処理できるんでしょうが、私は敢えてパラディドル(*2)で捌いてます。右左左右左左・・・といった叩き方だとして、左腕だけで2連打するこの感覚、腕に伝わる振動がなんとも言えぬ快感です(*´д`) 「だったらダブルストローク(*3)で両腕に快感求めちゃえばいいんじゃないの?」とお思いの方もいらっしゃるかもですが、これじゃリズムが取りづらいので・・・悪しからず。
フィルは意外と繋ぎにくいかもです・・・決して早いテンポではないはずなのですが、バスの絡みが結構嫌らしかったり。
この『Dragon Blade』が見事大人気を収めたので、インストコレクション2には待望のロングバージョンが収録されました。ソロがさらにメロディアスになってて、収録曲の中ではイチオシです。以降の中村さんのハードロック(『Aithon』『Desert Rose』『Atalante』)はこの曲調を意識してるなーというのがすぐ分かります。おかげでどれも弾きにくいフレーズになってしまったようで、結構苦労されてますw
厳密に言うと、今の中村ハードロックの流れの始祖は『Dragon Blade』ではなく、その前身である『Durandal』と言った方が正しいですね。こちらもかなり良曲なのですが、中村さん本人の意向によりボツとなっています。サントラでしか聞けませんので是非ご購入を(`・ω・´)
(*1)ドラムの叩き方の一つ。右左右左右左右左という一般的なパターン。
(*2)ドラムの叩きk(ry 右左左・・・や右右左・・・といった不規則かつ特殊なパターン。普通用いられることは少ないかと。
(*3)ドラムn(ry 右右左左右右左左・・・というドラムの反発力を利用した叩き方。鍛えればシングルよりはるかに早いリズムも叩くこともできますが、これも使用頻度は少ないです。