エスケープ! 渡部建
幻冬舎 1300円+税 2009年7月25日初版
写メいまいちですいません。
1時間ほどで読みました。面白かったです。
ご本人いわく「シチュエーショントリック」らしいですが、
完全なフィクションの小説です。
アンジャッシュのコントを知っている方なら想像できると思いますが、
見事なまでのカン違いシチュエーションから最後のオチ?まで目が離せません。
それでいて、舞台上ではできない、活字ならではの仕掛けもあって
とてもよく練られた小説(コント?)だと思います。
小説は4章から成ります。
1-3章までは登場人物3人のそれぞれの視点で描かれています。
その登場人物の説明をすることで既にネタバレになってしまいます^^;
もちろん
2章は1章の裏切り、3章は1-2章の裏切りで進みます。
でも、まー勘のいい人なら裏切りって言うほどのことでもないかもしれません。
が、4章への期待は大いに膨らみます。
4章はアンジャッシュ渡部氏の真骨頂って感じです。
今まで偶然が生み出すカン違いに笑っていたのが
実は必然だったのかーという驚きに変わります。
まあ、コントのオチとしては弱い気もしますが、
小説ならではのホロリもあって
帯で堤幸彦氏も書かれていますが
映像化するにはもってこいかと思います。
えーと、まあ・・・劇団ひとりにはかなわないかもしれませんが
アンジャッシュのコントを読む!!って言う意味では
買って損はありません。
私ツッコミ体質なので、あえてダメだしするなら
タイトルが平凡すぎる!!「エスケープ!」って!
もう少しインパクトのあるネーミングにできなかったもんかのう。
うーん、エスケープって事は「現状からの脱却」みたいのをあらわしたかったのか?
それよりも「逃げ道」の方がしっくりくるかなぁ。
でも、「逃げ道」より「まわり道」の方が内容にはあってるような・・・
「まわり道」は「a roundabout way」または「迂回路」で「a bypass」かぁ・・・。
「近道」で「ショートカット」とか、ってこれじゃエスケープと一緒じゃん。
話し的には「魔が差す」とか「災い転じて福となす」とかいう感じか。
寄り道とか道草もいいかなぁ。元鞘?んーーー。
っつーか、本を読破する時間より
タイトルを考えてる時間のほうが長いじゃんかよ!!
