大久保工務店の日記

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昭和56年以前の建物を耐震診断しました。

評点(基準点1.0)は0.32(倒壊する可能性が高い)。

建築基準法レベル(評点1.0)にするため耐震補強工事をすることになりました。

 

今回、紹介するのは屋根です。

屋根は瓦なので他の屋根葺き材と比べると重いです。

耐震という観点では屋根は重い方が不利になります。

ですので見栄えは左程変わらない軽い瓦ケイミューのROOGA雅を採用しました。

 

既存建物の屋根の重さは約2600㎏なのでROOGA雅を葺き替えると

半分の約1300㎏になります。

 

今回屋根を葺き替えるもう一つの理由は下葺き材(一次防水)がビニール製(ハイトン)の為

収縮が激しく防水の役目を果たしていなかったのです。

そのままにしておくと雨漏りの原因になるので葺き替えることにしました。

 

天井には断熱材入っていなかったのでお客様のご要望により厚み155mmの断熱材を天井裏に入れました。

屋根材を空けて上から作業できるので比較的簡単に作業が出来ました。

 

棟換気を付けるため換気用の穴を空けました。

 

防水シートホームルーフα(強度・釘穴シール性・温度適応性に優れた信頼性の高い屋根下葺材)を

張って今日の作業は終了です。

 

 

基礎配筋

コンクリート内に埋め込んである鉄筋。

引っ張る力に弱いコンクリートの弱点を補い引っ張り強度を高める

 

型枠

基礎の立ち上がり部分の型枠

 

基礎

建物の全重量を支えるもの