ひとりじゃないよ。

人間って、
「自分は一人だ、孤独だ」って
考えるとあまり良くないこと、考えるようです。

たとえ、親がいなくても、
たとえ、家族がいなくても、
たとえ、身寄りがなくても、

ひとりじゃないよ。

今はいなくても、あなたを生んでくれた人がいます。
今はいなくても、あなたが小さいとき、遊んでくれた人がいます。
今はいなくても、あなたの笑顔に救われた人がいます。

一見、
一人で自力で生きているように見えても
あなたが食べるものは誰かが手間かけて、育てたもの。
命懸けて、釣ってきてくれたもの。

あなたの身の回りのすべてのものは
誰かが作ってくれたもの。

決して一人やってきたわけじゃじゃないよ。
たくさんの手助けがあって今がある。

生を受けて、あなたの年まで生きてこれた
その確率は数百億分の一。
決して偶然、生きてこれたわけじゃない。

誰かが守っていてくれたから。

あなたの両親かもしれない。
亡くなったあなたのおじいちゃん、おばあちゃんかもしれない。
その先のご先祖様かもしれない。
もしかしたら、あなたを常に守ってくれている存在があるのかも
しれない。

その確かな証拠が、

「お墓」です。

お墓に刻まれているたくさんの人々。
その一人としていなければ、
あなたは存在しないと言う事実。

もし、新しいお墓で誰もお墓に刻まれてなければ、
あなたのご両親の実家のお墓に行って見て
ください。

そこに刻まれている人、ひとりひとりが

あなたの一部です。

その人がいなければ、あなたは存在しません。


何も確かな証がない人間の生に
確かな証を刻もうという
試み。

先人のこの試みが
お墓になったんじゃないかと
思います。

お墓ってあなたへの
ご先祖様からの大切な
贈り物かもしれません。

あなたは一人じゃないんだ、
という。








今朝見た夢を活字にしてみました。

お墓、今ある人は大切にしてくださいね。