昨日は70代女性を初めてレッスンしました。
長い間シニアのためのピアノレッスンに某音楽教室に通われていたとのこと。
どんなレッスンをされていたのかと尋ねました
弾きたい曲を教えてもらいました。
楽譜は時間をかければ読めるけど、
間違ってることもある
リズムはよくわからない
少し弾いていただきました
ブランクもあって、ほとんど弾けず
お孫さんのためにちょこっと弾いてあげたりしたい、お友達にもいつか聞いてもらいたい
そう言う目標をもってされていたにもかかわらず、やめてしまえば余暇に楽しむなんてこともできないようなピアノレッスン。
なんて無駄な時間とお金をつぎ込まれたのでしょう。
私も過去、そういう生徒さんを作ってきてると思います。
ホントは楽しんで弾いてほしい!
レッスンはやめても音楽を楽しめるように、
ピアノを楽しめるようになってくれたらいいなと思ってレッスンしてきてますが、
人生経験も音楽経験も薄いうちからの指導で、
今も弾いてるよ!っていう生徒さんいるかどうか?音楽を楽しむ、ピアノが好き!っていう生徒さんを育てられたかというと自信がありません。
でも、いろいろ勉強を重ね、今も見聞を広めてきたことで、いろんなアプローチからのピアノレッスンを考えることができるようになりました。
昨日の生徒さんについては、
楽譜を読む事についてはいつからでも、自分の努力でもできることなので、
まずは、弾き方から指導しました。
緊張もあってガチガチになっておられるのもわかるのですが、
肩こりや腱鞘炎になる原因になるような弾き方をされていたのが気になりました。
手の構造がどうなっているか、骨格、筋肉のつき方を説明してから、動きの確認をしていただいて、弾いていただきました。
急には直りませんが、動きやすさ、弾きやすさを体感していただけたようでした
音の美しさ、響も変わったことをご自身で気づかれた事にもうれしく思いました(o^^o)
しばらくからだの動かし方にポイントを置いて、
楽にきれいな音で弾き、音量コントロールも自由にできるようにしていただこうと思います。
次のレッスン、どんな変化が起こるか
楽しみです(o^^o)