6年生になって一緒のクラスになった娘の友だち、ソヒョンちゃん。
ソヒョンちゃんのオンマは私もよく知っている。
ソヒョンちゃんは5年生のとき成績はクラスで一番だった。
塾にはふたつ行っている。
韓国は小学校のときから中間・期末テストがある。
自分の子が小学生になって初めて聞いた言葉のひとつが
올백 という言葉。
올백とは オール100点 という意味。
テストのすべての科目が100点ということ。
1年生でもオール100点というのを皆がとるのではない。
もうひとつ覚えた言葉、というか言い回しが、
1개 틀렸다、2개 틀렸다、という言い方。
1개 틀렸다 というのは、テストの科目が5科目であれば5科目全体のうち、ひとつだけ間違えた、という意味。
2개 틀렸다 はふたつ間違えた、という意味。
ひとつの問題の配点が5点だとすると、1개 틀렸다というのは、5科目の点数が、100点、100点、100点100点、95点、ということ。
最初はこの言葉を聞いてかなりの違和感があった。
例えば数学が何点で、国語が何点と、こういうふうに考えるのが私には普通のことだったから。
でも韓国のお母さんたちはオール100点を基準にして考えるから、それで↑のような言い方をすることがわかった。
このオール100点を目標にさせるお母さんが多い。
ソヒョンちゃんはテストの平均点が96点でもオンマに怒られるそうだ。
以前、娘が1年生のとき同級生の女の子が、テストを返してもらって全科目が100点でないと、シクシク泣いてたそうだ。
テストの結果で「엄마한테 혼나겠다・・・・(オンマに怒られる・・・・)」と言っている子もかなりいるそう。
学年が上がるにつれてテストも難しくなるので、平均点96点なら立派なものだと私は思うのだけど、ソヒョンちゃんのお母さんは気に入らないのだ。
可哀想なソヒョンちゃん。でもソヒョンのような思いをしている子は韓国にはいくらでもいるのだ。
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