許されし事【書き下ろし詩】月の眼差し眩しくて深い空ごと沈んでく夢の続きを追いかけて手を伸ばしてはかすめてく記憶も残らぬテープの様に目覚めた朝は浅はかに手応えもなく輝いて私の想い知らないで徐々に視界を支配する最後に見るは白い夢追われているか追ってるか分からないまま駆けている眠る事さえ許されず生きる使命を与えられ途切れ途切れの時繋ぐ長い旅路は何時までも細い痩せてる道なれど見馴れぬ景色色をつけ破裂間際夢の跡胸に抱えて明日を見る流す涙もそのままに