映画
「ノマドランド」

今年度のアカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞の主要三部門受賞です。
家族を失い、家を失い、RV車で車上生活を続ける高齢女性の悲哀を描いた・・・などと紹介されていますが、生活困窮者の現実を訴える社会問題作ではありません。

ノマド(放浪民、流民というような意味かな)の生活は自家用車で寝泊まりしながらアマゾンの配送センターで働いたり国立公園の管理業やレジャー施設、収穫期の農業など各地を転々として食いつなぐ過酷なものではありますが、そういう生活スタイルも成り立つアメリカの現状、あえてそんな生き方を選ぶ人たちの存在も描いています。

主人公のファーンも月500ドル程度の年金しか貰えない生活困窮者ではありますが、労働意欲も能力もありノマド生活に馴染んでゆきます。
離れて暮らす妹夫婦やノマド生活で知り合った男性から一緒に暮らそうと誘われたりしますが、彼女は敢えてノマド生活を続けます。

深い喪失感を抱えたファーンにとって定住することとは、旅を続ける意味とは?
これは人生ドラマであり愛の物語です。
まるで密着取材のドキュメンタリーのように淡々とした展開で大きな事件も起きませんが、それだけにリアルで人生の終盤について思い巡らせるような映画になっています。
(主要キャスト数人を除いて、主人公と交流して生い立ちについて語ってくれるノマド民は本人らしいです。)
多分、愛する人を失った経験がある人や主人公に近い年齢になった人には響くものがある作品でしょうね。
若い人には高齢福祉の問題とか人生の厳しさについて考える映画になるかも知れません、それも大事なことですが、原作はともかくこの映画が伝えたいことはそれじゃない気がするんですよ。
アメリカ各地の美しい風景が印象的、コロナ禍ではありますが是非映画館でじっくり味わって欲しい作品でした。
さて、次に作りたいキットを、いくつかあるんですがぼちぼち紹介していきます。
また赤いのだ、F1だ

フェラーリの87年のマシン、F187であります。またしてもタメオの二桁、TMK62 です。
ヒロの新作キットが発売されたのですが、それにぶつけて行くつもりではありません、前作の156/85Bもそうでしたけど私が作り始めるとヒロがぶつけて来るんですよ・・・・
実はこのキット、水没品をオクで格安で入手したものです。泥水に浸かっていたせいか、メタルが黒く変色しています。箱もボロボロ、デカールは当然死んでいました。

さいわい、パーツ類はビニール袋に密閉されていたのですべて無事です。
ほとんどメタル製のパーツ、エッチングはホイールのスポークとナットだけですね。

前作同様、ゼットモデルのエッチングパーツを利用するつもりです。以前買っておいて良かったです。

このキット、どういう経緯で水没してしまったかは分かりませんが、ここ数年水害が多かったのでその関係でしょうか?
まあそうじゃないかも知れませんが、せっかくなので東北の震災十年の追悼として作ろうと思ってたんですが、前作が長引いてしまって今頃のスタートになってしまったという訳です。
ホント、ヒロのキットにぶつけるつもりは毛頭なかったのですが・・・
ちょうど、ヒロのキットを作り始めている方もいますので、対抗するつもりはありませんし出来ませんが、横目で見ながら作るのも一興かも。
とか言いながら、シレっとほかのキットに移行してしまったりしそうですがw

ということで完成
嘘です
これは以前に作った、F187/88C、 つまりF187の88年型です。
88年は新車に対して新レギュレーションが適用されるのですが前年のマシンに対しては新レギュレーションが免除されることになったので、フェラーリは引き続きF187を使用したんですね。どうせ89年にはターボ禁止になってまた新規にマシンを設計しなきゃいけないですもんね。
同じマシンなのですが、タメオのキットはF187/88Cではサスアーム、ウイングの翼端板などがエッチングになっていました。比べてみるとボディーの大きさも違っていて、新規に作られたキットだったんですね。
この88cを作ったのは、私が43キットを作り始めて四個目ぐらいだったかな、まだ試行錯誤しながら作ってた頃で今とは違う作り方だったりしますが、それでも頑張って細かい作業もやってるなあと、今見ると思います。
20年ぐらい前かなあ、まだブログもやってなくて記録も残してなかったのでどんな風に作ってたのか忘れてしまってますが、今また同じような車種を作るとどうなるのでしょうか?
ハラハラドキドキであります。
(タメオ1/43 フェラーリF187 日本GP 1987 )