子供達が歯科検診の黄色い紙をもらってきたので
今日は歯医者の予約を入れていた。
幼稚園の頃から通わせていた歯医者なので、
たくさんいる歯科衛生士さん達もだいたい顔がわかる。
いつも最後の診察から3ヶ月経つと、
検診に来て下さいとハガキをくれる。
ところが今回は1年くらい顔を見せてなかった。
「かんちゃんからどうぞ」
と、一番美人の衛生士さんに言われたのだけど、
「一緒に来て」
と、かんが言う。
4年生なんですけど・・・。
仕方がないのでプチ子と私も診察室へ。
衛生士さんが先に下見をしてくれ、その後先生が来るのだが、
先生、なかなか来ない。
金曜日(今日)は、先生が二人いる日なのに・・・。
金曜日だけ来る女の先生でも良いのにな~。
かんは虫歯じゃなくて、乳歯がグラグラなので、
歯医者で抜いてこいと言われただけだ。
10分くらいして先生登場。
「1年3ヶ月ぶりです」
いつも優しい先生、片眉上がってます。
顔もコワいんですけど・・・。
「すみません・・・」
先生、学校でもらった黄色い紙を見ながら、
「この歯を抜くって事ですね。
ああ、もう取れそうだな~」
手で触ってクイッと抜いた。
「こっちもか・・・」
またクイッと。
で、かんは終わり。
早っ!!
プチ子の方が歯が弱い。
プチ子は削ってセメントで埋めた。
待合い室に戻ったら、一番美人の衛生士さんが、
「二人とも大きくなりましたね~」
と言う。
「もうプチ子も2年生なんですよ」
「黄色い紙を見たら書いてあったからビックリしちゃった」
なんて笑ってたら、
「かんちゃんが1540円、
プチ子ちゃんが1590円です」
ナントカ笑った顔をキープしたつもりだけど、
かんちゃんが1540円えんえんえんえん・・
と、頭の中でこだまする。
だって先生、クイッとやっただけで、
1分もかからなかったでしょう!
きっと抜歯ってだけで値段が決まってて、
15分かかっても1分でも同じ値段なんだろう。
でも、保険証3割負担だから、
病院には1分で5000円入るって事でしょ。
帰り道、
「かん、歯医者になるのよ!歯医者に!」
娘に全てを託した母であった。
ただし、心の中で
(奨学金でなるのよ!)
と付け足したことは言うまでもないだろう・・・
なんじゃそりゃ?