先週、今週の『ウルトラマンZ』特技監督、尾上(克郎)さんでしたね。

近頃の特撮、アニメはほとんど観てないんですが、癌治療のために入っている病院でたまたま観ました。普段はこの時間、起きてないことが多いんですが、朝6時に強制的に起こされ、暇を持て余して久しぶりに。

 何の気に無しにOPを観ていたら<特技監督 尾上克郎>とでてビックリしました

尾上さんが円谷プロの特技監督を担当するとは(もしかしたら、最近ではあったの?)。言わずと知れた尾上さんは<特撮研究所>を中心に活躍してきた方です(中心にと書いたのは、『シン・ゴジラ』などにも参加していて、近年は研究所の専属では無いようなので)。それが円谷作品の特技監督を担当していたので『えっ?』と思ったわけです。ちなみに東映作品には<特技監督>はいません。あくまでも<特撮監督>なのです。

 尾上さんがウルトラマンの演出したのは、『ウルトラマンVS仮面ライダー』以来なんじゃないかなぁ(佛田さんと共同ですが)。

 で、思ったのは「はは~ん、『シン・ウルトラマン』で、円谷に出入りしている絡みなんだろうなぁ」と。

 

 そんなおり、佛田(洋)さんから、「おおいくん、また入院してるんだって~ 病院、前のとこ?」と電話が。

 なので、佛田監督に、尾上さんが今週のウルトラマン撮ってて驚いたけど『シン・ウルトラマン』がらみでしょ? と聞いてみたんだけど、佛田さんいわく、「それもあると思うけど、監督の子が『シン・ゴジラ』で助監督やってた子だからなんだと思う」とのことでした。なるほど。

 なので、今週は監督の名前を気にしてOPを観てみました。<中川和博>という監督でしたね。これが監督デビューなのかしら? おいおい調べてみようかな。ちなみに、TVerで先週の分も見直してみたら、絵コンテは中野☆陽氏だったんですね(今週は違ったけど)。

 で、『ウルトラマンZ』の観ての感想なんですが、うまい具合に(?)今週は怪獣じゃなく宇宙人が相手で、等身大から巨大化という戦隊でおなじみのシュチエーションで実に見覚えの(安定感がある)絵からはじまり、軽量の宇宙人とのコミカルな戦いは、『タロウ』や『レオ』の時の、師匠矢島監督を彷彿とさせました。そういえば僕が尾上さんとこの前お会いしたのは、矢島監督の告別式の時でした。もしかすると、尾上さんなりの師匠へのオマージュ…いや尾上さんはそういうことしないタイプだな。