ずいぶん前から谷桃子バレエ団のYouTubeにハマっています。
ローザンヌも捨てがたい。
レッスン風景も最初から全部見れたら見応えありそうだけれど、そうすると生活が破綻する。
その点、谷桃子バレエ団の動画は、視聴者のツボを押さえたちょうど良い長さ。
まだかなまだかなー、と心待ちにしている中、絶妙なタイミングで新しい動画がアップされ、
キター！
♪───Ｏ（≧∇≦）Ｏ────♪
とテンション上がりまくり。
いろいろなリスクもある中、「人」にフォーカスするからドラマがある。
最初に気になったのは、リンちゃん。
いきなり高部先生の、この子は普通のバレエ団では役がつかない、足が太い、などの辛辣な言葉に、(レベチのくせに)なぜか我が身を重ね合わせ心が痛い。
でも…
と、リンちゃんの持って生まれた表現力を絶賛。
そこにバレエ版レミゼでエポニーヌを演じるリンちゃんの動画が流れる。
そして、私生活密着での、意志の強さを感じさせるリンちゃんの真っ直ぐな瞳に私はファンになってしまいました。
高部先生の辛口評価にも関わらず、白鳥の新春公演ではちゃんと役もらえて、がんばれー、良かったねー、と勝手に安堵。
一方、生まれ持った容姿と才能に恵まれているアリスちゃん、精神的な動揺や迷いも影響していそうなリハ中の不調、高部先生の前で涙する傍らに、サポートするかのように頷きながら寄り添うリンちゃん、さすがよ。→すべて私の勝手な解釈です。
ってか、リンちゃん意外と背が高そう。
白鳥の公演の様子も見たい。
とうとう来た？と思ったら、なんと東京文化会館ツアー。
これはこれで面白かったが、じらすねー、憎いねー。
永橋さんのグランフェッテは成功したのか、アリスちゃんの心境の変化は、レンちゃんの主役デビューはいかに、などなど気になって仕方ない。
ディレクターさんのほんわかした口調でも、バレエ関係者なら聞かないであろう率直な質問や(トウシューズの値段とか
)、もしくは躊躇してしまうかもしれない核心をついた質問も楽しみ。
そんな中、何を隠そう(隠すな)、リンちゃん以上の私の推しは、
高部先生(高部尚子さん)！
なおこじゃないよ、ひ、さ、こ。
私の記憶では、高校生時代に見たテレビで放送されたドンキのキューピッドをものすごくよく覚えている。
今みたいにたくさんのバレエ動画なんて見れないから、録画して何度も何度も見たものだ。
YouTubeで映し出されたご自宅兼スタジオも、旦那様(もちろんよく知っていた)も、素敵。
何より、こんな理想的な指導者っている！？
厳しく指導する時も、YouTubeでの厳しいコメントに関しても、人を傷つけない言葉を選び、お人柄が伝わってくる。
けっけちゃんの動画に出てくるような、よくいそうな、女性指導者ならではのヒステリックさもない。
私自身、ピアノ、バレエ、学校でさまざまなタイプの先生方に出会ってきた。
特に芸術系の指導者は難しい人も多く、生徒に対しても好き嫌いが激しかったり、「優れた芸術家＝優れた指導者」ではないことの方が多い気がする。
公演から下ろした団員に、自ら手本を示しながら腹筋の指導をする姿に心打たれた。
そして、高部先生が難なくやってのけたあの腹筋が、私も全然出来なかったのよね
ところで、実家に残してきた楽譜やCD、VHSのビデオテープをそろそろ何とかしないとと持ってきた中に、お宝映像発見！
1989年、日本バレエ協会のドンキホーテの映像が残っていました。
もちろんキューピッドは高部尚子さま。22歳頃だろうか。
今見直しても、主役より印象的だったのを思い出す。
他にもドラクエの鈴木稔さんが、闘牛士役でものすごくカッコよかったり、今、講師としてお名前見る方も何名もいらっしゃるし、何より演出が谷桃子さん。
34年も前の録画だけど、捨てなくて良かった！
VHSが再生できるデッキもまだ使えました。
