ピーチのゲートはNo.3。

掲示板でも確認しました。

各ゲートへはモノレール(地下鉄のようなもの)で向かう。

手荷物検査場を抜けてから、地下2階に下りるとモノレール乗り場。

「1-80、501-530」行きというのに乗る。
アバウトだ。

1-39、40-59、501-530とゲート毎にわかれており、
40~のゲートに行くには再度モノレールに乗らないといけない。

時間もあるし、昼に乗ったフェリー(SUPER CLASS)に出た
豆腐をとりだし夜食にした。

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大丈夫かと思いながら食べたが、おかずの豆腐ではなく
デザートの豆腐であった。
砂糖でも入っているのか、甘かった。
ババロアでもなく、台湾で食べた杏仁豆腐のようなモノであった。

ゲートには0:45までに行かなければならない。
急がなければいけないととNo.45に向かう。

再度乗ったモノレールを降りてエスカレーターを3回上がる。

0:30。

photo:02




行けども行けども店もしまっているし、人もいない。
45番ゲートには人もいないし、入口も閉まっている。

photo:03




え~!!

そう、この時に初めてゲートNO.が間違っていることに気づく。

周りに誰もいない。
浮浪者のような白人が寝ていたが、

「フエア イズ ピーチ?」と叫んだ。

白人は驚いた様子だったが手を振るだけだった。

顔面蒼白になっているのが自分でもわかった。

人を探さないと。

掃除をしている女性にも大きな声で、

「ピーチ!!オーサカ ピーチ!!」と叫んだ。

方向を指さすだけだったが、「サンキュー」と言って
その方向へ走った。

時間を見る。
0:37。

ピーチゲートまでどれだけ離れているかわからない。

0:45から案内があるとすると、0:50までには
ゲートを抜けなければいけない。

LCCには、チェックインした客が搭乗口を抜けなくても、
乗り遅れても「探しだす」というサービスはない。

乗り遅れた友人の話も知っていたので、
足がちぎれても、心臓が飛び出そうとも走り続けなければ
行けなかった。

明りと人がドンドン増えてくる。

民族衣装来た人が「動く歩道」で壁のように止まっていた。

「エクスキューズ ミー!!」、
「ソーリー!!」

叫び続けながら走った。

ゲートNO.の数字がドンドン減っていく。

30、29、28、・・・。
8、7、6、5、・・・。

友人の頼まれモノを買った化粧品店が見えた。

「あ~、さっきまでココにいたのに・・・。」

走馬灯のように記憶が蘇る。

やっとゲートNO.3に辿り着いたのが
0:47。

2分過ぎていたが、搭乗を待つ人の列があった。

ホッとしたと同時に
全身、汗びっしょりになっていた。