~ホメオパシーでおひさまのように輝くあなたへ~
おひさまのたね代表
ホメオパシー療法家の田中智子です。
「病気はどうやって発症するのか?」の原因が
遺伝的な傾向という話をしました。
この遺伝的な病気の傾向のことを、「マヤズム」と言います。
今日は、マヤズムについて書いていこうと思います。
マヤズムとは、ご先祖様がその病気にかかって亡くなったか
抑圧して体の中に持ち続けた病気の影響を引き継いでしまう
遺伝的な傾向のことです。
ハーネマンさんは3つのマヤズムがあると言っていますが、
現在はそれに2つ加わっていると考えられています。
それぞれのマヤズムがいつの時代からあるものなのか
↓ 下記に表にしてみました。
●疥癬マヤズム
あらゆる病気の根底にあるとされているマヤズムです。
800~900年前から存在しています。
もともとは、皮膚に現れる病気でした。
先史時代から中世の終わり(1200年頃)まで、皮膚だけに現れていました。
いわゆる、らい菌による「ハンセン病」が元の形です。
それまで皮膚にだけ現れていた病気(ハンセン病)を、
治療という名の抑圧をしたことで、
もっと深い病気・あらゆる病気を生み出す温床になっていきました。
疥癬マヤズムのテーマは「不足」です。
エネルギーが不足していて、症状はゆっくりと進行します。
特徴としては、皮膚の湿疹・かゆみ。寒さや暖かさで悪化します。
痒くて痒くて、 出血するまで掻かなければならず、 灼熱感があります。
ゆっくり進行する慢性病の元となるもので、
この疥癬マヤズムから様々な病気が生まれます。
●梅毒マヤズム
1493~1800年頃まで、梅毒が大流行しました。
この間、何百万人の人々が命を落としました。
梅毒は、皮膚や粘膜の症状、リンパの腫れがおこり、
更には神経や血管に広がり、最終的には臓器を破壊していきます。
当時、梅毒は水銀で治療されました。
梅毒マヤズムのテーマは「破壊」です。
破壊的で激しく、極めて強烈なものです。
特徴としては、 病気は急速で破壊的に進行します。
【例】
自殺、アルコール依存症、薬物中毒、近親相姦、
性的虐待、暴力、心血管疾患、動脈瘤、自己免疫疾患、
急性心不全や急性ミオパチー、 脳卒中、心停止、 突然死、
出血、流産・死産、奇形、早死、ケガ・事故が多い、虫歯など、
激しい形で現れます。
このような激しい疾患・状況がご自身、または家系にあるかどうか。
もしいくつかあるようなら、
遺伝的な傾向としてご自身が持っている可能性があります。
階段から落ちて、 運よく足首の捻挫で済んだら 疥癬マヤズム的な人で、
階段から落ちて、6本も骨折したら、 梅毒マヤズム的な人という訳です。
素因があるので、大きな怪我になってしまいます。
私の娘は、5回も骨折してるんです。
私は首にへその緒を巻いて仮死で産まれてますし。
祖母は若くに亡くなりましたし。
我が家にも、梅毒マヤズムはあります。
心臓に生まれつきの問題のあるクライエントさんは
虫歯の問題もありました。
歯が生えてくる前に、既に虫歯になっていたり
虫歯が多くて歯石もいっぱいで、歯医者通いが大変でした。
お母さんも、おばあちゃんも虫歯が多い家系でした。
マヤズムへのサポートを続けるうちに、
虫歯も減っていきました。
この素因=遺伝的傾向=マヤズム へのアプローチが慢性病対応の鍵です💛
特に梅毒マヤズムは、進行が早く、破壊的なので、早く対応した方がよいですね。
大きなことが起こる前に。
大難を小難に。小難を無難に。
つづきます。
*病名は医師の診断名です。
*マヤズムは、セルフケアでは使いません。
くれぐれも自己判断で取らないようにしてください。