いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。おひさまの広報担当であり、今年の卒会生の母・Sです。今回でブログの記事を書くのが最後ということで、卒会式の時に「父母からの言葉」として話したことを、少しずつ思い出し、膨らませながらここに書かせていただきます。

初めておひさまに来たのは、長女が1歳2ヶ月の時です。
お母さんたちが、それまで行ったことのある「子育て広場」的なところにはない、私の好きな雰囲気を漂わせていて、同じ匂いを感じました。また行きたい、あの人と喋ってみたい、と思っているうちに気づいたらここに5年半いました。


その頃は、年少より年下のレギュラー以外の親子は「ピッコロさん」と呼ばれていて、今よりだいぶ人数が多かったです。人数が多ければいろんな価値観の人がいて、仲間が多い、友達がたくさんできる、という集団としての楽しさもありつつ、時に、考えがぶつかることもありました。
で、いろんな話し合いがあった上で、会から抜ける人もいました。価値観を共有できるメンバーが残り、わたしも腰を据えて参加するようになりました。


レギュラーメンバーになる前に、有志で預けあいをしたのはすごくいい経験でした。2歳、3歳の子が自然とともに動物みたいに生きている姿、汚れを少しも気にせず水や泥を浴びまくり時に食べてしまう姿って、野生のままでほんとに美しい、と感じていました。

翌年、レギュラーに上がり、その年の年長の子たちがすごくしっかりした3人で。私はこの3人からここでの過ごし方とか、遊びのこと、レギュラーの基礎みたいなことを教えてもらった気がしてます。わたしの家に何度も泊まりに来てもらったのもいい思い出です。

その次の年の年長さんは女の子2人で、きれいなお花を摘んで冠や指輪にするかわいい遊びや、踊ったり歌ったりする時間が多かったです。全体の人数が少ない自主保育では、年長の子ども(大人も)次第で、会全体の雰囲気ががらりと変わるんだというのがわかりました。ベースにある考え方は大切にしつつ、その時にいるメンバーで作り上げていくことができる、変えていくことができるというのは、自主保育のよさだと思います。

今年の前半はコロナの影響であまり活動できず、全員そろって活動できたのは9月以降でしたが、その分、親子合宿とか、秋祭りとか、節分とか、濃密で忘れがたいことばかりです。卒会メンバーは6人。おひさまにしては多いのですが、期間が短かった分を取り戻すように、子どもたちの中での人間模様も日々変わっていったようにも思います。もう少し活動期間が長ければ、という気持ちもありますが、これで卒会。一度に6人がいなくなりますが、このあとの精鋭メンバーがどうおひさまを作っていくのか、すごく楽しみです。

 


卒会した長女、おひさまに通えてよかった。時に母がついて行けないくらい元気で活発で、勢いのある子です。竹のようにまっすぐに伸ばしてもらいました。

来年、年中になる長男も、おひさまでよかった。乳児の頃は体が弱くて入院するくらいで、週に一度、療育施設に通いながらのおひさまでしたが、おかげでいつも日焼けして真っ黒、精神的にも肉体的にもたくましく育ちました。

振り返るとなんて貴重な日々だったんだろうと思います。ここで子育ての一歩を踏み出せて、これから長く続く子育ての根っこを作れたことは何より自分の宝物です。

これからも原宿おひさまの会をどうぞよろしくお願いします。

 

 

春休みのあと、平日は毎日活動しています。見学日は特に決めていませんが、興味のある方・参加してみたい方はご連絡いただき、遊びに来てください。お待ちしています。

 

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