いよいよ明日は息子の大学の入学式。
それに出席したら私は家に一人帰る。

この約1週間、息子の引越しについて来て
新しい部屋で二人で暮らした。
ほんとうに一緒に暮らす最後となる時間を
じっくり味わった。

何もない部屋にふとんだけ並べて寝て、
段ボールを机代わりにしてご飯を食べた。

生活に必要なものを買い揃えていき
洗濯や掃除のしかたを伝授した。

まだベッドも机もないけれど
こだわり屋の息子だから
あとは生活しながら自分の居心地いい空間を
作っていくだろう。

ほんとうにこれで
息子は巣立っていくんだ。

その寂しさでたまらなくなり
私は息子をぎゅーっと抱きしめた。

ママのところに生まれてきてくれてありがとう

そう言ったら

僕を産んでくれてありがとう
愛情深く育ててくれてありがとう

と言ってくれた。

私は抑えきれず声をあげて泣いた。
息子の前でこんなにも号泣したのは初めてだった。

息子は
「お母さんはお父さんと一緒だから大丈夫でしょ。
僕は一人だけど、何もかも初めてだけど、
でも大丈夫だよ。」
と言って、私の頭を撫でてくれた。

そう、私が昔息子にしていたように。

その瞬間、
あー、私の愛情は伝わってたんだな。
あー、いつの間にか息子の方が大人になってたんだな。
そう思えて、とても幸せな気持ちが胸に溢れた。


約19年の子育て、
たくさんの後悔もあった。
こんなママでごめんねと何度も思った。

それも含めて、全部全部
私は一生懸命にその時の最善を尽くしてきたんだと
全てをすーっと許し受け入れることができた。

そして、
言葉にすることすら寂しくてできなかったのに

私の子育てこれで卒業

と、心から幸せな幸せな気持ちでそう思えた。

・・・・・・・・・・

あれから約半年が過ぎ、
息子のいない生活にもすっかり慣れました。

もっと寂しくてたまらなくなるのかと思ったけど、

寂しさ以上に幸せな気持ちを感じながら
過ごすことができています。

それはあの時、これ以上ない幸せな巣立ちを
迎えられたと思えたから。

この気持ちはこれからの私をずっとずっと支えてくれると思います。

一年前は来て欲しくないと思っていたけれど
息子の巣立ちが、私にとって今年あった
一番”嬉しい”できごととなりました。



🌸今子育て真っ最中のみなさんへ🌸

日々の中で迷いや葛藤、時には後悔を感じることもあるかもしれません。

でも、大丈夫。
あなたもお子さんも、みんなその時の最善を尽くしています。

あなたが一生懸命に向き合っているその愛情は、必ずお子さんに伝わっています。

子育ては長いようでほんとあっという間。
お子さんと一緒にいられる今しかない時間を
めいっぱい楽しんでくださいね。

お子さんとのかけがえのない時間に、あなたの笑顔が溢れますように🍀
そして、いつか来る巣立ちの日を幸せな気持ちで迎えられますように🍀


 

私がコーチングの講座を初めて受けたのは、

当時中学三年生の息子との接し方に

悩んでいたから。

 

 

初めての受験の年は、

突然のコロナによる3ヶ月の休校から

始まりました。

 

 

こんな時はきっと

親子のコミュニケーションが重要‼︎

 

 

そう思いましたが、

息子は普段なかなか自分の話をしてくれず、

 

話しかけても

 

   「別に」

   「さあ」

   「わかんない」

 

の返事ばかり…

 

 

たまに話をしてくれて、

もっと聞こうとすると

 

 「もういい」

 

と言い捨て去っていく……

 

 

こうしてすぐに会話が

終わってしまっていました。

 

 

 

 

 

そんなときに、

子育てコーチング協会

「聞き方コンシェルジュレッスン」を見つけ

受講したのです。

 

 

共感と同意の違い

 
この講座で一番印象に残ったこと。
 
 
それは 
『共感は同意ではない』
という言葉でした。
 
 
それまで私は、
相手の気持ちに共感するって
「それわかるー!そうだよねー!」
って思うことだと思ってました。
 
 

だから、息子が

「あの先生マジうざい」

って言おうものなら、とても共感できず、

 

「先生に対してなんてこと言うの!」

「さんざんお世話かけてるくせに!」

 

とダメ出しの嵐を浴びせていました。

(そりゃ、もう話したくないってなるよね…)

 

 

 

でも共感とは

「あなたはそう思うんだね」

と相手の気持ちを受け止めること。

 

 

相手と同じ気持ちになることでは

なかったんです‼︎

 

 

 

それを知ってからは、

息子の考えを改めさせようと

ダメ出しをするのではなく、

 

息子の気持ちを分かろうと、

無理矢理同じ気持ちになろうと

するのでもなく、

 

「そっかー、(息子)

そんなふうに思ってるんだねー」

 

 

と一旦その気持ちをそのまんま

受け止められるようになりました。

 

 

 

「マジうざい」にも共感すると

 

 

同意することができなくても、

そうなんだねーと

受け止めることを意識していくと、

 

息子の言うことに

イライラしにくくなりました。

 

 

そして、息子の考えを正さなければ!

という思いを脇に置けるように

なってきました。

 

 

すると、思春期の男の子でも、

「実はあの先生がさぁ」

と色んな話をしてくれるように

なってきたんです!

 

 

もちろんいつもいつも

できるわけではありません。

 

 

やっぱりいきなり否定的な言葉を

返してしまうことも、

もういいと言われることも多々あります。

 

 

 

でも、

共感する、一旦受け止める

ということを意識するだけで、

きっと息子は以前よりも

 

「お母さんは何を話しても聞いてくれるんだな」

 

と、感じてくれてるんだと思います。

 

 

 

とにかく早く落ち着きたい虹


なかなかおさまらない地震。

少しの音にもびくっとするし、

電子音はすべて緊急地震速報の音に聞こえるし、

気が休まりません。


それでもできるだけ日常生活を心おだやかに送るように

がんばっています。


子供も幼稚園が始まり、逆に地震に対する恐怖感が増してきたようです。

幼稚園行きたくないと言ったり、トイレも一人では行けなくなってしまいました。

それでも幼稚園に行けばお友達と楽しく過ごしているようです。


以前は昼間も一人家で寝てばかりの私も、

あまり一人で家にいる気がせずなるべく外に出かけています。


うちのまわりはあまり大きな被害がないようですが、

お友達に聞くと色々とありました。

新築の家の壁にひびが入ってしまったとか、

屋根の瓦が大部分落ちてしまったとか、窓ガラスが割れたとか。

公共施設などは未だにほとんど閉鎖されています。

市内のちょっと離れたところでは、かなり大きな被害があるようです。


放射線の方は今は少し落ち着いてきたようですが、

まだ予断を許さない状況が長く続くようなので、

日々チェックしています。


とにかく早く落ち着いた生活ができるようになることを祈るばかりです。

それでも私にはまだ日常生活を送れる環境が残っているのだから幸せなこと。

できるだけ心おだやかに、日常を過ごすよう頑張ります。