昨日の続きです。
怒るとき、
「何を相手に聴けばいいのか?」
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聴くポイントはいくつもありますが、
まず押さえておきたいのは、次の二つです。
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①事実確認
②相手の言動の背景
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①事実確認
自分が「イライラする」「困っている」「問題だ」と感じていることについて、
まずは「事実」を確認します。
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②相手の言動の背景
相手はなぜ、その行動やふるまいをとったのか。
その背景や事情を聴いていきます。
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たとえば
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〈子育ての場面〉
ご近所のAさんから、
「お宅のお子さんが、玄関の前にボールやおもちゃを置いていって困っているのよ」
と聞いたとします。
そんな話を耳にしたら、つい
「なんでそんなことするの?ちゃんと片付けなきゃダメでしょ!」
と、すぐに子どもを叱りたくなりますよね。
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〈職場の場面〉
部下が情報共有をしてくれなかったとき。
「なんで共有しないんだ!?」と、
一方的に叱ってしまう
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実は、これは望ましい関わり方とは言えません。
なぜなら、こちらの思い込みや決めつけで
怒ってしまう可能性があるからです。
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では、どうするか。
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①事実確認
まずは、相手と事実の共通認識をとります。
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子育てであれば
「Aさんから、玄関の前にボールやおもちゃが置いてあって困ると聞いたんだけど、覚えている?」
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職場であれば
「〇〇の案件について、現時点で進捗がメールに届いていないようです。メールで送ってくれていますか?」
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ここで大切なのは、
決めつけずに確認すること。
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実際には、
・自分の子どもではなく、お友達のものだった
・メールは送っていたが、未達だった
といったケースも少なくありません。
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自分の思い込みのまま怒ってしまうことは、
決して珍しいことではないのです。
実際に企業でハラスメントになってしまう実例でも
思い込みのまま怒ってしまっている、
後で確認していたら、自分の一方的な決めつけになっていたというケースもあります。
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だからこそ、一度立ち止まり、事実を確認する。
それが、上手に怒るための第一歩です。
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②相手の言動の背景
事実が確認できたら、次は背景を聴きます。
相手には相手の事情があります。
どんな言動にも、何らかの理由や意図があるものです。
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たとえば
子育て
「なぜ、Aさんの玄関の前に置いたのか教えてくれる?」
職場
「共有できなかった事情がありましたか?」
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こうした問いかけは、
相手を理解しようとする姿勢そのものです。
上手に怒ることができる人は、
このプロセスを丁寧に行っていることが多いのです。
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一方で、怒られている側が
「責められている感じがする」
「こちらの事情も聞かずに一方的だ」
と不満に感じたり、反発心を膨らませているとき。
多くの場合、この“聴くプロセス”が抜けている怒り方だったりします。
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相手の話に耳を傾けることで、
困りごとを解決するためのヒントが見えてきます。
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先ほどの例であれば
子育て
「Aさんが『ボール楽しそうだね』と言ってくれたから、貸してあげたの」
職場
「課内のBさんから、月末までに共有すればいいと言われていました」
そんな相手の言動の背景が見えてくるかもしれません。
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相手の情報を引き出すことができれば、
頭ごなしに叱るのではなく、
「どうすればよいか」を一緒に考えることができます。
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「そういう事情があったのね」と受け止めたうえで
「貸してあげる気持ちは素晴らしいね。ただ、Aさんは困っていたみたいだから、次からは自分の家の前に片付けてね」
「Bさんから月末までと言われていたのですね。課としてはそれで問題ありませんが、私には毎週末までに進捗を共有していただきたいんです」
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上手に怒るには、一方的に相手をねじ伏せることではなく、
お互いに理解を深め、より良い行動につなげていくこと。
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聴くポイントはまだまだたくさんありますが
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まずは
「事実」と「背景」に耳を傾けてみてください♪
こちらは数日前の井の頭公園の桜🌸
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