何かを始めようとするとき、まずはお手本をなぞってみる。
書道ではそれは臨書といって、繰り返し、繰り返し、お手本を写しとってゆく。
何度も繰り返すことで、筆圧や流れがわかり、呼吸がわかってくる。
それは書道だけではない。
何かを学ぶとき、始めるとき、繰り返し、繰り返し、
理想の形をお手本にし、理想を目指しながら、
繰り返し、繰り返し、ひたすらに真似る。
真似ることは、学ぶことであり、
真似ることから、創造が生まれる。
性格だって同じ。
どんな性格でも、その気になりさえすれば、本気で変わりたいと思うことができれば、
どんな自分になりたいか、理想をしっかりと持って、
その理想を真似る(演じる)ことから始めるといい。
よく、「いい人を演じることやめました」とかいう言葉を聞くけれど、
本当になりたい理想の自分だったらやめる必要なんてない。
幸せだって同じこと。
幸せになりたかったら、毎日幸せを見つける練習を積み重ねればいい。
昨日よりも一つでも多く、心と瞳に幸せを見るけるクセをつける。
どれだけひたむきに、理想に向かえるか。
中途半端なら何も達成できないだろう。
小さなことをコツコツと。
まずは、お手本を真似ることから。
今、自分にできることを楽しみながらやろう。
それを日課(クセ)にしてしまえれば、しめたもの。
人生も生活も性格(クセ)もそうやって創造してゆくものだと思ってる。
やった分だけ、成果が見える。
積み重ねた分だけ必ず。
だから、今日も小さなことをコツコツと。